単身赴任の街で 6
有料系(5)
単身赴任先の街の有料ハッテンバ。
結局思い出らしき思い出は初めて入ったときの「真ん中さん」ぐらい。
薄汚れた壁紙を眺めながら過ごすことが多かった。入店客は限られてくるから常連は自然と顔を覚えた。その中でも記憶に残る人が何人かいる。
「越中褌さん」
褌をしている人をリアルで見たのはこの人が初めて。50はとっくに越えている人でぶよぶよのお腹に紐が食い込んでいた。六尺と違って膨らみがくっきりわかるというエロさがあるわけではなく、小さなエプロンをつけてるみたいでキリッとしてない。
談話室で向かい合わせに座ると褌の中に手を入れて見せつけるようにモゾモゾしていたことが何回かあったが、申し訳ないけど無視してしまった。
「ケツ割れさん」
最近は大阪ではほとんど見かけなくなったケツ割れをいつもはいていた。スキンヘッドでガチムチ。ガチムチというよりガチムチムチムチぐらいか。老けて見えたけど俺と年齢はあまりかわらなかったと思う。
見かけによらず完全なウケ。とにかく若い子(といっても30代ぐらいだけど)を見付けたら全部手を出して無理やりケツを掘ってもらっていた。掘られている間は土砂崩れのような大声を出していたのが印象に残っている。
「ビールさん」
多分一番遭遇した人だが、この人は何しに来ているか最後まで分からなかった。とにかく談話室でずっとビールを飲んでいた。
本数飲んでいる割には顔には出ず、酔っ払った様子もなく、たまに2階を周回するだけ。絡んでいるのを見たことがなかったし、俺が誘われたことも、俺が誘ったこともなかった。
みんな今ごろ、どうしているのだろうか…
(つづく)
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結局思い出らしき思い出は初めて入ったときの「真ん中さん」ぐらい。
薄汚れた壁紙を眺めながら過ごすことが多かった。入店客は限られてくるから常連は自然と顔を覚えた。その中でも記憶に残る人が何人かいる。
「越中褌さん」
褌をしている人をリアルで見たのはこの人が初めて。50はとっくに越えている人でぶよぶよのお腹に紐が食い込んでいた。六尺と違って膨らみがくっきりわかるというエロさがあるわけではなく、小さなエプロンをつけてるみたいでキリッとしてない。
談話室で向かい合わせに座ると褌の中に手を入れて見せつけるようにモゾモゾしていたことが何回かあったが、申し訳ないけど無視してしまった。
「ケツ割れさん」
最近は大阪ではほとんど見かけなくなったケツ割れをいつもはいていた。スキンヘッドでガチムチ。ガチムチというよりガチムチムチムチぐらいか。老けて見えたけど俺と年齢はあまりかわらなかったと思う。
見かけによらず完全なウケ。とにかく若い子(といっても30代ぐらいだけど)を見付けたら全部手を出して無理やりケツを掘ってもらっていた。掘られている間は土砂崩れのような大声を出していたのが印象に残っている。
「ビールさん」
多分一番遭遇した人だが、この人は何しに来ているか最後まで分からなかった。とにかく談話室でずっとビールを飲んでいた。
本数飲んでいる割には顔には出ず、酔っ払った様子もなく、たまに2階を周回するだけ。絡んでいるのを見たことがなかったし、俺が誘われたことも、俺が誘ったこともなかった。
みんな今ごろ、どうしているのだろうか…
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