今度は青い競泳パンツの子だった

竜頭蛇尾　中途半端　支離滅裂

そんな感じで終わってしまった待ち子くんとの合体。

リベンジを果たすつもりはないけれど、次の年の大分出張までリベンジを待たなければならない。

それでも帰る時間を気にすることなく、他人の目を気にすることもなく、出張先でハッテンバに行くのは落ち着くような感じがする。

３回目ともなると大分の街にもすっかり慣れてしまった。前のように迷子になってしまうこともなく、定宿ホテルから一直線で店に行ける。自慢にはならないけれど・・・

ただこの店は少し入りにくい。入り口までに普通の飲食店があるからだろう。

ここのオーナーは奥にある謎めいた店の正体をきっと知っていることだろう。いやいや、もしかしたら客も知っているかもしれない。

でも知り合いに出会う確率はゼロに近い。気が楽だ。

もう手順は分かっている。金を払ってささっとロッカーコーナーへ。

コートのポケットに入れていたボクサーパンツに履き替える。

休憩コーナーからちらちら漏れる視線の数も計算済み。

やっぱり待ち子と様子見っ子が多い。変わってない雰囲気。

とりあえず一巡して雰囲気を確認。個室に待ち子はいない。

ミックスルームで寝転がっている青い競泳パンツの子が気になった。

「競パンで盛りたい」なんて書き込みはよく掲示板で見るけれどハッテンバでそんな子を見るのは初めてだった。

(つづく)

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