少しずつ縮まるリーマン風との距離

大分のマンション系。

あばら骨の攻撃を避けるためにダイニングキッチンロッカーコーナーでしばし待機。

突然襲い掛かられたり、あばら骨に誘惑されたり。入店して10分ぐらいしかたっていないがホテルに帰りたくなる。

しかし迷いまくってせっかくたどり着いたんだから、もう少し様子を見るか。

たばこを吸いながら待機が続く。

すると暗闇部屋からすっと人が出てきた。さっき俺の股間にタックルしてきた奴だ。

俺と同世代ぐらいか。背が高い。どこにでもいそうなリーマン風。

暗闇で突然男に襲い掛かるようには見えない。

俺の顔をしばらくチラチラ見ていたがあばら骨の部屋に入って行った。

あばら骨がまだ寝転んでいるはず。誘われるんだろうか。

どこにでもいそうなリーマン風は、なかなかどこにもいないダレ専かもしれない。

少し時間を置いてのぞきにいった。

薄暗がりの中に３人いるのがわかる。

真ん中で寝転ぶあばら骨。

相変わらず奥の壁にもたれている男。

そして入り口のすぐそばで突っ立っているリーマン風。

自分の立ち位置が難しい。

あばら骨の近くは避けたい。

奥の壁の男は正体不明なので近寄りたくない。

結局リーマン風から数十センチ空けた中途半端な場所に突っ立つことになる。

静寂が４人を覆う…といえば格好いいが、不気味な空気しかない。

自分が何をしていいのかわからない。ふと気がつくとリーマン風との距離が縮まっている。

もしかして俺に近寄っている？

俺はまたタックルされるのか？

（つづく）

↓↓↓↓↓クリックしてもらうと励みになります

にほんブログ村

↓↓↓↓↓クリックしてもらうと励みになります