長崎の黒帯くん 23
ローション風呂で濃厚な時間を過ごす。
風呂から上がってベッドに寝転ぶ黒帯くん。とても眠そう。仕事大変だったんだろうなと思ってしまう。
「眠くなってきた~~」と言ってしばらくするとすげえいびきが聞こえてきた。素っ裸で寝入ったら風ひかせてしまうかも。シーツをかぶせると本格的に寝てしまった。
寝顔をじっと見てると「このままずっと黒帯くんと一緒に居てもいいか」なんて思わず考えてしまう。素朴で生真面目な子なんてあんまりいないし。どこの誰だかよく知らない俺の前でグーグー寝てしまうほど信用されてしまっているし。
いやいやそれは禁じ手。黒帯くんとはこれ限りにしておかないといけない。このままだとズルズルと深みにはまってしまいそうだった。
ラブホを出たあと腹も減ったので何か食べようということになった。
黒帯くんに「一番好きなもの何?」と聞くと「カレーライスがいいな」
なんだか安上がりだけどいいか。
ビーフカレーをガツガツ食べる黒帯くんがふと漏らす。「明日誕生日なんです」
「ええっ」驚く俺。
「もっと早よ言ってえや。わかってたらもっとええもんごちそうしたのに」
「僕はカレーライスとスイカがあったらこれ以上の幸せはありませんから。すげえ楽しい誕生日イブになりました」とニコニコする黒帯くん。
翌日。少し寂しさを抱きつつ長崎の街を後にした。
(おわり)
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風呂から上がってベッドに寝転ぶ黒帯くん。とても眠そう。仕事大変だったんだろうなと思ってしまう。
「眠くなってきた~~」と言ってしばらくするとすげえいびきが聞こえてきた。素っ裸で寝入ったら風ひかせてしまうかも。シーツをかぶせると本格的に寝てしまった。
寝顔をじっと見てると「このままずっと黒帯くんと一緒に居てもいいか」なんて思わず考えてしまう。素朴で生真面目な子なんてあんまりいないし。どこの誰だかよく知らない俺の前でグーグー寝てしまうほど信用されてしまっているし。
いやいやそれは禁じ手。黒帯くんとはこれ限りにしておかないといけない。このままだとズルズルと深みにはまってしまいそうだった。
ラブホを出たあと腹も減ったので何か食べようということになった。
黒帯くんに「一番好きなもの何?」と聞くと「カレーライスがいいな」
なんだか安上がりだけどいいか。
ビーフカレーをガツガツ食べる黒帯くんがふと漏らす。「明日誕生日なんです」
「ええっ」驚く俺。
「もっと早よ言ってえや。わかってたらもっとええもんごちそうしたのに」
「僕はカレーライスとスイカがあったらこれ以上の幸せはありませんから。すげえ楽しい誕生日イブになりました」とニコニコする黒帯くん。
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コメントの投稿
黒帯くんシリーズ、感動すら覚えました^ ^。
甘酸っぱい思い出ですね。