長崎の黒帯くん 10
「ここ出ませんか?」と言う黒帯くん。もしかしてそれは俺を誘ってるの???
まあ、ここはいらんこと言って話を壊しても良くない。「出よう出よう」と同意して、さっさと着替えると2人で前後して店を出た。
黒帯くんが「僕、男同士で入れるラブホ知ってますから、どうですか?」といきなり聞いてきた。
「それとも何か食べに行きますか? 先に食べます? 後で食べます?」ととても積極的。
「俺なんかでホンマにええの?」と聞いてみる。
「嫌なら一緒に出ましょうとか、ラブホどうですかなんて誘いませんよ」と言う。
何だか夢のような流れだ。
しかしもしかすると突然怖~~いお兄さんが何人か出てくるかもしれない。念のため交差点ごとに逃げる方向を秘かに確かめた。
逃げ道を確かめながらではあるが、すぐ隣を歩く黒帯くんをチラ見する。
茶色のパーカーがとてもよく似合っている。笑うと目がキラキラと光った。
20分ほど歩くとラブホに到着。
念のために黒帯くんから半歩後ろを歩いてそれとなく周囲を確かめた。怖いお兄さんはいそうにない。
「ホントに俺でええの?」と再度確かめる。
「いやだったら一緒にこんなところ来ないですよ」
(つづく)
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まあ、ここはいらんこと言って話を壊しても良くない。「出よう出よう」と同意して、さっさと着替えると2人で前後して店を出た。
黒帯くんが「僕、男同士で入れるラブホ知ってますから、どうですか?」といきなり聞いてきた。
「それとも何か食べに行きますか? 先に食べます? 後で食べます?」ととても積極的。
「俺なんかでホンマにええの?」と聞いてみる。
「嫌なら一緒に出ましょうとか、ラブホどうですかなんて誘いませんよ」と言う。
何だか夢のような流れだ。
しかしもしかすると突然怖~~いお兄さんが何人か出てくるかもしれない。念のため交差点ごとに逃げる方向を秘かに確かめた。
逃げ道を確かめながらではあるが、すぐ隣を歩く黒帯くんをチラ見する。
茶色のパーカーがとてもよく似合っている。笑うと目がキラキラと光った。
20分ほど歩くとラブホに到着。
念のために黒帯くんから半歩後ろを歩いてそれとなく周囲を確かめた。怖いお兄さんはいそうにない。
「ホントに俺でええの?」と再度確かめる。
「いやだったら一緒にこんなところ来ないですよ」
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