長崎の黒帯くん 2
長崎のハッテンバに突入。
廊下を歩いても階段を上り下りしても、板がきしむ音がする。心なしか床が少し傾いているような気もした。
木造だから仕方ない。床がきしんで傾いているぐらいどうでもいい。
でも人のいる気配がない。
平日の夜に来たのがまずかったか。誰もいなかったらいなかったで休憩室のテレビでも見てボーっと過ごしてもいい。どうせホテルに戻ってもテレビ見てボーっとしてるんやから。
二階に行ってみることにした。薄暗いというか暗い。布団の白い色がかすかに浮かんで見えるだけ。
「やっぱりいないのかな」と思っていると白い色が動いたような気がする。暗闇に目が少し慣れてきた。
よく見ると布団がいくつか膨らんでいる。
何人かいたんだ。ホッとするというより、暗闇の中の布団に潜んでいるであろう人間の存在が不気味なだけだった。
布団をひっぺがして確認するわけにもいかない。俺はそのまま一階に下りて休憩室に入った。
「そのうち二階から様子を見に下りてくるだろう」
すると階段を下りてくる音がした。
(つづく)
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廊下を歩いても階段を上り下りしても、板がきしむ音がする。心なしか床が少し傾いているような気もした。
木造だから仕方ない。床がきしんで傾いているぐらいどうでもいい。
でも人のいる気配がない。
平日の夜に来たのがまずかったか。誰もいなかったらいなかったで休憩室のテレビでも見てボーっと過ごしてもいい。どうせホテルに戻ってもテレビ見てボーっとしてるんやから。
二階に行ってみることにした。薄暗いというか暗い。布団の白い色がかすかに浮かんで見えるだけ。
「やっぱりいないのかな」と思っていると白い色が動いたような気がする。暗闇に目が少し慣れてきた。
よく見ると布団がいくつか膨らんでいる。
何人かいたんだ。ホッとするというより、暗闇の中の布団に潜んでいるであろう人間の存在が不気味なだけだった。
布団をひっぺがして確認するわけにもいかない。俺はそのまま一階に下りて休憩室に入った。
「そのうち二階から様子を見に下りてくるだろう」
すると階段を下りてくる音がした。
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