ボーイのKくん 最終章
今だから思うこと。
Kくんは自分の存在を認めてくれる人を探していたような気がする。
ボーイ時代のKくんのストライクゾーンに、たまたま俺がぴったりはまったんだろう。
就活の不安なとき、就職直後の不安なとき。多分俺が一番ぴったりときた人間だったんだろう。
しかし、社会人になってこっちの世界でたくさんの知り合いができてきて、いろいろな場面に出くわす機会が増えると、俺以外にもKくんを認めてくれる人がたくさんでてきたはずだ。
Kくんのオンリーワンでなくなった俺がガマンできずに脱落しただけだった。
それから数年後。
地下街を歩いていたら向こうからKくんらしきスーツの男が歩いてきた。メガネをかけてややうつ向きだったが間違いなくKくんだった。
少し目が合ったがお互いにすぐそらした。
Kくんは俺のことをきちんと認識したはずだ。
違えるほどきりっとしたサラリーマンに成長した姿に少し安心した。
(おわり)
「ボーイのKくん」は今日で終わりです。長々と続けてしまいました。不快に感じた方には深くお詫びします。
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Kくんは自分の存在を認めてくれる人を探していたような気がする。
ボーイ時代のKくんのストライクゾーンに、たまたま俺がぴったりはまったんだろう。
就活の不安なとき、就職直後の不安なとき。多分俺が一番ぴったりときた人間だったんだろう。
しかし、社会人になってこっちの世界でたくさんの知り合いができてきて、いろいろな場面に出くわす機会が増えると、俺以外にもKくんを認めてくれる人がたくさんでてきたはずだ。
Kくんのオンリーワンでなくなった俺がガマンできずに脱落しただけだった。
それから数年後。
地下街を歩いていたら向こうからKくんらしきスーツの男が歩いてきた。メガネをかけてややうつ向きだったが間違いなくKくんだった。
少し目が合ったがお互いにすぐそらした。
Kくんは俺のことをきちんと認識したはずだ。
違えるほどきりっとしたサラリーマンに成長した姿に少し安心した。
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Kくんのストーリー読みました。
はじめまして、小出と申します。
ウリ専ボーイのKくんのお話、読ませていただきました。なかなかその世界にいる人達の思いや事情を聞く機会がないので、貴重だなと。
Kくんみたいに家庭で満たされなかった人がその世界に浸かってしまうのは、正直哀しい事だと思います。以前、若い子たちが体を売ったりセックス依存症になる背景には、家庭で父親という存在が薄くなっているためだと議論している記事を読んだことを思い出しました。父親が家庭でよく機能していないと、頼るところや安心する場所を子供たちが見いだせないためなのだそうです。Kくんの場合は親が厳しかったということで、記事の内容とは少し違うのかもしれませんが、それでも、両親の所が安心できないという点で似てるのかなと。
働く親の多くが残業や付き合いで忙しいのはわかりますが、子供たちの心はとても敏感です。両親が愛し合っていない、両親の関心が自分にはない、などは子供の心に傷を残します。その悲しさを外の悪い大人に求めに行く前に家庭内で満たしてあげて、心の満たされない子供が減ればよいなと、改めて考えさせられました。
ありがとうございました。
ウリ専ボーイのKくんのお話、読ませていただきました。なかなかその世界にいる人達の思いや事情を聞く機会がないので、貴重だなと。
Kくんみたいに家庭で満たされなかった人がその世界に浸かってしまうのは、正直哀しい事だと思います。以前、若い子たちが体を売ったりセックス依存症になる背景には、家庭で父親という存在が薄くなっているためだと議論している記事を読んだことを思い出しました。父親が家庭でよく機能していないと、頼るところや安心する場所を子供たちが見いだせないためなのだそうです。Kくんの場合は親が厳しかったということで、記事の内容とは少し違うのかもしれませんが、それでも、両親の所が安心できないという点で似てるのかなと。
働く親の多くが残業や付き合いで忙しいのはわかりますが、子供たちの心はとても敏感です。両親が愛し合っていない、両親の関心が自分にはない、などは子供の心に傷を残します。その悲しさを外の悪い大人に求めに行く前に家庭内で満たしてあげて、心の満たされない子供が減ればよいなと、改めて考えさせられました。
ありがとうございました。
No title
Kくんの話読まさせていただきました。
裕喜さんの気持ちとKくんの気持ちが凄く伝わってきて読んでる私も何とも言えない気持ちになりました。
僕は20代ですが、ボーイのKくんの孤独な境遇の中で
成長してきた気持ち、Kくんほどではないですが
ゲイの活動し始めたときの自分と同じだなぁって思いました。
売りはやったことはありませんが、他人に求められるのが
嬉しいという気持ち、自分の存在価値を確かめるような感じ
が強く、最初の頃は相手構わずネットでさがしたりしていました。相手が喜んでくれたとき、自分の存在価値を確かめられるんです。
僕は自分自身を存在価値のない人間だと思っていたので
それが凄く幸せでした。
今は大したことありませんが、幼い頃は両親が不仲でした
そういった環境はやはり子供に悪い影響があるんでしょうね…
あと、俺だけ好きでいてくれたと思っていた裕喜さんの気持ちも
痛いほど伝わってきました。読んでる僕も、ショックでしたから
裕喜さんはもっとショックだったと思います。
二人は悲しい終わり方をしてしまったんですね…
裕喜さんの気持ちとKくんの気持ちが凄く伝わってきて読んでる私も何とも言えない気持ちになりました。
僕は20代ですが、ボーイのKくんの孤独な境遇の中で
成長してきた気持ち、Kくんほどではないですが
ゲイの活動し始めたときの自分と同じだなぁって思いました。
売りはやったことはありませんが、他人に求められるのが
嬉しいという気持ち、自分の存在価値を確かめるような感じ
が強く、最初の頃は相手構わずネットでさがしたりしていました。相手が喜んでくれたとき、自分の存在価値を確かめられるんです。
僕は自分自身を存在価値のない人間だと思っていたので
それが凄く幸せでした。
今は大したことありませんが、幼い頃は両親が不仲でした
そういった環境はやはり子供に悪い影響があるんでしょうね…
あと、俺だけ好きでいてくれたと思っていた裕喜さんの気持ちも
痛いほど伝わってきました。読んでる僕も、ショックでしたから
裕喜さんはもっとショックだったと思います。
二人は悲しい終わり方をしてしまったんですね…
Re: No title
>>ひろきさん
丁寧なコメントありがとうございます。
遅くなってごめんなさい。
俺はボーイを買って自分で勝手に気を回しておかしくしてしまったので、今となっては何とも言えません。
でも一つだけ思うのは、ボーイくんは皆孤独で誰かに認めてもらいたいという気持ちが強いんだなと感じたことです。
もちろんボーイくんに限らず誰かに認めてもらいたいという気持ちは持っているでしょうけれど・・・
そんな気持ちを利用してしまったような気がして、今でもつらいです。
ひろきさんも本当に好きになった人に理解してもらってください。
丁寧なコメントありがとうございます。
遅くなってごめんなさい。
俺はボーイを買って自分で勝手に気を回しておかしくしてしまったので、今となっては何とも言えません。
でも一つだけ思うのは、ボーイくんは皆孤独で誰かに認めてもらいたいという気持ちが強いんだなと感じたことです。
もちろんボーイくんに限らず誰かに認めてもらいたいという気持ちは持っているでしょうけれど・・・
そんな気持ちを利用してしまったような気がして、今でもつらいです。
ひろきさんも本当に好きになった人に理解してもらってください。
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