ボーイのKくん(53)
Kくんがどんどん離れていくような気がした。
「来月のイベントのポスターやっと作った」
「今日はイベントのチラシ配って歩いたよ」
Kくんからメールは届くが何か業務連絡みたいなメールばかり。俺に気を遣って送ってくれているのはわかったけれど釈然としない。
「いつ会える?」とメールしても曖昧な返事しか返ってこなかった。
俺は単に「いつも話を聞いてくれる親切な人」に過ぎなかったのか。社会人になってこっちの世界の付き合いが広がると一気に「親切な人」が増えたんだろう。
かといって俺との関係を切るわけでみない。そのあたりはしたたかだ。
そのうちこんなとんでもないメールがきた。
「ビデオに出演しました」
目を疑うどころか、周りに人がいるのに思わず「ええっ」と声を上げてしまった。
「前から出てみたいと思ってたけれど、Sさんに誘われたんで出演しちゃった。アイマスクをして大勢で1人のウケの子を攻める役の1人。ウケの子にしゃぶってもらったり、隣の人にさわってもらったりして射精するストーリー。アイマスクしてたから顔わからないし。来月発売です」
最後の一言が俺に止めを刺した。
「買って見てほしいな。でもアイマスクしてるからどれが僕かわからないかも」
(つづく)
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「来月のイベントのポスターやっと作った」
「今日はイベントのチラシ配って歩いたよ」
Kくんからメールは届くが何か業務連絡みたいなメールばかり。俺に気を遣って送ってくれているのはわかったけれど釈然としない。
「いつ会える?」とメールしても曖昧な返事しか返ってこなかった。
俺は単に「いつも話を聞いてくれる親切な人」に過ぎなかったのか。社会人になってこっちの世界の付き合いが広がると一気に「親切な人」が増えたんだろう。
かといって俺との関係を切るわけでみない。そのあたりはしたたかだ。
そのうちこんなとんでもないメールがきた。
「ビデオに出演しました」
目を疑うどころか、周りに人がいるのに思わず「ええっ」と声を上げてしまった。
「前から出てみたいと思ってたけれど、Sさんに誘われたんで出演しちゃった。アイマスクをして大勢で1人のウケの子を攻める役の1人。ウケの子にしゃぶってもらったり、隣の人にさわってもらったりして射精するストーリー。アイマスクしてたから顔わからないし。来月発売です」
最後の一言が俺に止めを刺した。
「買って見てほしいな。でもアイマスクしてるからどれが僕かわからないかも」
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