ボーイのKくん(34)
3月の中ごろ。受信トレイに届いた1通のメール。
フルネームが書いてあるけれど全く覚えがない。「イタズラか」と思って何気なく開ける。
「裕喜さん、覚えてくれてますか。○○でバイトしていたKです。本名でメール出したらわからないですよね。でも驚かせたかったし(笑)」
我が目を疑うとはこのことだった。
Kくんからのメールだった。それも本名でメールをくれた。信じられなかった。
メールは続く。
「お店ではありがとうございました。最後に会えなくて残念でした。就職も決まって今はゆっくりしています。アドレスを教えてもらっていたのでメールしました。お元気ですか?」
ほとんど期待していなかったKくんからのメール。
まさか来るなんて。内容もごくごく自然で、何か魂胆がありそうなとか、何か思惑がありそうなとか、そんな感じではなかった。俺は努めて冷静にごく自然な返事を出すことにした。
「就職決まって良かったね。就職祝いしたいから、もしKくんが良ければ会えない? 全然無理しなくていいよ、俺はメールもらえただけで嬉しいから」
(つづく)
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フルネームが書いてあるけれど全く覚えがない。「イタズラか」と思って何気なく開ける。
「裕喜さん、覚えてくれてますか。○○でバイトしていたKです。本名でメール出したらわからないですよね。でも驚かせたかったし(笑)」
我が目を疑うとはこのことだった。
Kくんからのメールだった。それも本名でメールをくれた。信じられなかった。
メールは続く。
「お店ではありがとうございました。最後に会えなくて残念でした。就職も決まって今はゆっくりしています。アドレスを教えてもらっていたのでメールしました。お元気ですか?」
ほとんど期待していなかったKくんからのメール。
まさか来るなんて。内容もごくごく自然で、何か魂胆がありそうなとか、何か思惑がありそうなとか、そんな感じではなかった。俺は努めて冷静にごく自然な返事を出すことにした。
「就職決まって良かったね。就職祝いしたいから、もしKくんが良ければ会えない? 全然無理しなくていいよ、俺はメールもらえただけで嬉しいから」
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