ボーイのKくん(32)
すごくプライベートなことまで話すようになったとはいえ、Kくんと店で会ったのは6回。
俺の月に1回の帰阪のときにうまく都合が合う場合に限られていたので仕方ない。
そのうちKくんは就職活動を始めることになった。6回目に会ったとき「就職活動するんであまり店に来れなくなる」と話してくれた。「就職決まったら店は辞めるし」とも言う。
この先、Kくんと会える確率は非常に低くなる。
「店辞めても会えればええなあ」と言ってみると、意外にもKくんは「ボクもお店だけで終わりたくない」なんて可愛らしいことを言ってくれる。
内心では「う~~~ん、本心から言ってるんやろか。まあ所詮金でつながってるボーイと客やからな」と思いながらも、Kくんとこのままで会えなくなると思うと辛い。
「それじゃあ、俺のメールアドレス教えておくから、店辞めて、もし俺と会ってもいいなと思ったらメールくれる?」と言ってみる。
「ええっ、メルアド教えてくれるの?」と驚くKくん。
俺は手元にあったメモ用紙にメルアドを書いて渡す。
「店辞めてから会うんやったら店のルール違反にならへんし、ええやろ」と言うと「店辞めたら自由やしね」とKくん。
半信半疑で店を後にした。
(つづく)
↓↓↓↓↓クリックしてもらうと励みになります

にほんブログ村
↓↓↓↓↓クリックしてもらうと励みになります
俺の月に1回の帰阪のときにうまく都合が合う場合に限られていたので仕方ない。
そのうちKくんは就職活動を始めることになった。6回目に会ったとき「就職活動するんであまり店に来れなくなる」と話してくれた。「就職決まったら店は辞めるし」とも言う。
この先、Kくんと会える確率は非常に低くなる。
「店辞めても会えればええなあ」と言ってみると、意外にもKくんは「ボクもお店だけで終わりたくない」なんて可愛らしいことを言ってくれる。
内心では「う~~~ん、本心から言ってるんやろか。まあ所詮金でつながってるボーイと客やからな」と思いながらも、Kくんとこのままで会えなくなると思うと辛い。
「それじゃあ、俺のメールアドレス教えておくから、店辞めて、もし俺と会ってもいいなと思ったらメールくれる?」と言ってみる。
「ええっ、メルアド教えてくれるの?」と驚くKくん。
俺は手元にあったメモ用紙にメルアドを書いて渡す。
「店辞めてから会うんやったら店のルール違反にならへんし、ええやろ」と言うと「店辞めたら自由やしね」とKくん。
半信半疑で店を後にした。
(つづく)
↓↓↓↓↓クリックしてもらうと励みになります

にほんブログ村
↓↓↓↓↓クリックしてもらうと励みになります
スポンサーサイト
コメントの投稿