アメフト部Nの匂いに包まれて
アメフト部Nの話続きます。
高校の陸上部のトレーニングはすごく地味。ただ走るだけ、ただ跳ぶだけみたいなところがある。
俺は跳躍専門だったから、グラウンドの隅でひたすら助走してひたすら跳ぶだけか、何人かで走るだけだった。
いい加減疲れてきて木陰で寝転んでいるとムッとするような臭いがしてくる。
起き上がると目の前にアメフトのプロテクターをつけたNがいた。
汗びっしょり。
いつもより臭いの濃度が高い。
何だかむせそう。
そんな俺の思いを無視してプロテクターごと俺の肩に抱きついてくるN。
「ゆうきん、またサボってるやろ。インターハイの予選近いんちゃうんか」。Nのきつい体臭が全身を包んだ。
「そんな汗まみれで抱きついてくんなや」とNを突き放すと「冷たい奴やなあ」と言いながら俺の隣にドスンと座り込む。
しばらくの間、どうでもいいことを話すわけだけれど、Nのむせかえるような臭いをいつの間にか心地よく感じている自分に気づく。
陸上部の練習の合間の汗まみれのNとのささやかなひとときを楽しみ始めていた。
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高校の陸上部のトレーニングはすごく地味。ただ走るだけ、ただ跳ぶだけみたいなところがある。
俺は跳躍専門だったから、グラウンドの隅でひたすら助走してひたすら跳ぶだけか、何人かで走るだけだった。
いい加減疲れてきて木陰で寝転んでいるとムッとするような臭いがしてくる。
起き上がると目の前にアメフトのプロテクターをつけたNがいた。
汗びっしょり。
いつもより臭いの濃度が高い。
何だかむせそう。
そんな俺の思いを無視してプロテクターごと俺の肩に抱きついてくるN。
「ゆうきん、またサボってるやろ。インターハイの予選近いんちゃうんか」。Nのきつい体臭が全身を包んだ。
「そんな汗まみれで抱きついてくんなや」とNを突き放すと「冷たい奴やなあ」と言いながら俺の隣にドスンと座り込む。
しばらくの間、どうでもいいことを話すわけだけれど、Nのむせかえるような臭いをいつの間にか心地よく感じている自分に気づく。
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