ボーイのKくん 最終章
今だから思うこと。
Kくんは自分の存在を認めてくれる人を探していたような気がする。
ボーイ時代のKくんのストライクゾーンに、たまたま俺がぴったりはまったんだろう。
就活の不安なとき、就職直後の不安なとき。多分俺が一番ぴったりときた人間だったんだろう。
しかし、社会人になってこっちの世界でたくさんの知り合いができてきて、いろいろな場面に出くわす機会が増えると、俺以外にもKくんを認めてくれる人がたくさんでてきたはずだ。
Kくんのオンリーワンでなくなった俺がガマンできずに脱落しただけだった。
それから数年後。
地下街を歩いていたら向こうからKくんらしきスーツの男が歩いてきた。メガネをかけてややうつ向きだったが間違いなくKくんだった。
少し目が合ったがお互いにすぐそらした。
Kくんは俺のことをきちんと認識したはずだ。
違えるほどきりっとしたサラリーマンに成長した姿に少し安心した。
(おわり)
「ボーイのKくん」は今日で終わりです。長々と続けてしまいました。不快に感じた方には深くお詫びします。
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就活の不安なとき、就職直後の不安なとき。多分俺が一番ぴったりときた人間だったんだろう。
しかし、社会人になってこっちの世界でたくさんの知り合いができてきて、いろいろな場面に出くわす機会が増えると、俺以外にもKくんを認めてくれる人がたくさんでてきたはずだ。
Kくんのオンリーワンでなくなった俺がガマンできずに脱落しただけだった。
それから数年後。
地下街を歩いていたら向こうからKくんらしきスーツの男が歩いてきた。メガネをかけてややうつ向きだったが間違いなくKくんだった。
少し目が合ったがお互いにすぐそらした。
Kくんは俺のことをきちんと認識したはずだ。
違えるほどきりっとしたサラリーマンに成長した姿に少し安心した。
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