ボーイのKくん(17)
リクくんとのピロートークが続く。
「ボーイくんってお金以外の目的ある子いるのかな」と聞いてみる。
「う~~~ん」と考えるリクくん。
「何となくやってるのかなあ」と頼りない答え。
「リクくんはこの仕事長いの?」と聞くと「1年以上になる」と言う。そして「他にやることないし、行くところもないし。ここにいると友達もいて安心だし」とボソボソ話す。
そして驚いたことに、1年近くこの店の「寮」で暮らしていると言う。寮といえば聞こえはいいが、客とのプレールームで夜は寝ているというだけ。
「実家には帰る気ないし」
「なかなか仕事なんて見つからないし」
「ここにいたら寝るところ困らないし」
リクくんの身の上話が続く。さっきまでとは大違いの寂しい表情なのがすごく気になった。
何となくボーイの仕事を続けているうちに辞められなくなったという感じ。「嫌なお客さんとかいたら辞めたくならない?」と自分のことを棚に上げて聞いてみた。
「ボクを買ってくれるお客さんはみんな好きだよ」
なんだか複雑な気持ちになった。
(つづく)
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「ボーイくんってお金以外の目的ある子いるのかな」と聞いてみる。
「う~~~ん」と考えるリクくん。
「何となくやってるのかなあ」と頼りない答え。
「リクくんはこの仕事長いの?」と聞くと「1年以上になる」と言う。そして「他にやることないし、行くところもないし。ここにいると友達もいて安心だし」とボソボソ話す。
そして驚いたことに、1年近くこの店の「寮」で暮らしていると言う。寮といえば聞こえはいいが、客とのプレールームで夜は寝ているというだけ。
「実家には帰る気ないし」
「なかなか仕事なんて見つからないし」
「ここにいたら寝るところ困らないし」
リクくんの身の上話が続く。さっきまでとは大違いの寂しい表情なのがすごく気になった。
何となくボーイの仕事を続けているうちに辞められなくなったという感じ。「嫌なお客さんとかいたら辞めたくならない?」と自分のことを棚に上げて聞いてみた。
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なんだか複雑な気持ちになった。
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