戸惑いの北欧館
スチームサウナで洗礼を受けた初めての北欧館。
３階に上がってみる。
階段の途中ですれ違った人たちから痛いほどの視線を感じる。遠慮がないというか、今までに経験したことのないような露骨さ。
廊下は人であふれている。年齢層の平均は俺よりちょっと上ぐらいか。
当時はまだ年齢制限のあるBZがなかったから、20代の子もそこそこいたが、大半は俺と同世代前後。どうみても70歳を越えていそうな人も何人かいてちょっと驚く。
それと太めの人が多い。体系的には太った人、でかい人が多くて、ちょっと引いてしまう。
とりあえず歩いて回る。
大部屋が１つ、中部屋が３つ、それに鍵付き扉のある個室が10ぐらい並んだアメリカンボックス（今は迷路のような部屋になっている）。
あっちこっちから喘ぎ声や呻き声が聞こえる。薄暗がりの中からバックやってるカップルが次から次へと現れた。
それまでのハッテンバではバックやってるのを見たら「おおっ、やってるやってる」と覗き込みにいったりして感激半分みたいなところがあった。しかしここは違う。あまりにバックやってる数が多くて感覚がマヒしてきた。
自分の好みの子がやってるのを探して選ばない限り覗き込もうなんて思う気がし（なくなった。
（つづく）
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廊下は人であふれている。年齢層の平均は俺よりちょっと上ぐらいか。
当時はまだ年齢制限のあるBZがなかったから、20代の子もそこそこいたが、大半は俺と同世代前後。どうみても70歳を越えていそうな人も何人かいてちょっと驚く。
それと太めの人が多い。体系的には太った人、でかい人が多くて、ちょっと引いてしまう。
とりあえず歩いて回る。
大部屋が１つ、中部屋が３つ、それに鍵付き扉のある個室が10ぐらい並んだアメリカンボックス（今は迷路のような部屋になっている）。
あっちこっちから喘ぎ声や呻き声が聞こえる。薄暗がりの中からバックやってるカップルが次から次へと現れた。
それまでのハッテンバではバックやってるのを見たら「おおっ、やってるやってる」と覗き込みにいったりして感激半分みたいなところがあった。しかしここは違う。あまりにバックやってる数が多くて感覚がマヒしてきた。
自分の好みの子がやってるのを探して選ばない限り覗き込もうなんて思う気がし（なくなった。
（つづく）
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早業だよ北欧館
広くて客がたくさんいて、北欧館は確かにボリュームたっぷり。
ただ、初めて入店した俺にはどうやってコンタクトとればいいのかよくわからない。
寝待ちしている子はたくさんいるけれど、暗くてどんな人かさっぱりわからない。やせているか太っているかわかるぐらいで年齢も不明。ちょっと怖くて手は出せない。
かと言って廊下で立っている人に誘うのも無理。周囲にたくさん人がいて断られたときのことを考えるととてもダメ。
みんなどうやって誘っているのかしばし観察してみることにする。
寝待ちの子に手を出してそのまま絡んでいる人が案外多い。う～～ん、俺は無理。
廊下で物色してミックスルームに入った直後に手を出している人もそこそこいる。なるほどこれならどんな人かわかる。
そんなこと考えながら大部屋に入って、入り口の衝立の裏にボーッと立っていた。
突然真横に黒い大きな影が近寄ってきたと思ったら、俺の股間をバスタオルの上からギュッと握ってきた。俺がとっさに横を向くと大きな影は俺の前にかがんで、タオルの合わせ目から一気に手を入れてきた。
そしてまだ勃起前の俺のモノを口に咥えると高速バキュームフェラを始めた。
すげえ早技。
その間十数秒。
口の中でねっとり舐めて、俺のモノが勃起したのを確かめると、俺の腕をつかんですぐ隣の布団の上に倒されてしまった。
（つづく）
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ただ、初めて入店した俺にはどうやってコンタクトとればいいのかよくわからない。
寝待ちしている子はたくさんいるけれど、暗くてどんな人かさっぱりわからない。やせているか太っているかわかるぐらいで年齢も不明。ちょっと怖くて手は出せない。
かと言って廊下で立っている人に誘うのも無理。周囲にたくさん人がいて断られたときのことを考えるととてもダメ。
みんなどうやって誘っているのかしばし観察してみることにする。
寝待ちの子に手を出してそのまま絡んでいる人が案外多い。う～～ん、俺は無理。
廊下で物色してミックスルームに入った直後に手を出している人もそこそこいる。なるほどこれならどんな人かわかる。
そんなこと考えながら大部屋に入って、入り口の衝立の裏にボーッと立っていた。
突然真横に黒い大きな影が近寄ってきたと思ったら、俺の股間をバスタオルの上からギュッと握ってきた。俺がとっさに横を向くと大きな影は俺の前にかがんで、タオルの合わせ目から一気に手を入れてきた。
そしてまだ勃起前の俺のモノを口に咥えると高速バキュームフェラを始めた。
すげえ早技。
その間十数秒。
口の中でねっとり舐めて、俺のモノが勃起したのを確かめると、俺の腕をつかんですぐ隣の布団の上に倒されてしまった。
（つづく）
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誰か助けて北欧館
十数秒の早技で大部屋の布団の上に倒された俺。
ジャイアンのようなでかい体で予想外に腕の力が強い。ジャイアンは片腕を首と肩口に巻き付けるようにして押さえ付けると、俺の胸を舐めながら股間を扱いてきた。
かなり強引。
「勃ってきたで」「気持ちようなってきたやろ」とか言うけれど、押さえ付けられた上に力任せに攻めてくるからあまり気持ち良くない。
そもそも俺はウケでもＭでもないから気分も良くない。
それでも先走りはあふれ始めるし、ジャイアンの強引そうで繊細な指の動きに反応を始める。面倒臭くなってきたから気持ち良さそうなフリをすることにした。
ほどなくイキそうになったので「いきそう」と通告するとピタッと舐めるのと扱くのを止める。しばらくして再開。またイキそうになると止める。この繰り返し。
本人は絶妙のテクニックと思ってるかもしれんけど、これを繰り返されると勃起がだんだんヒリヒリしてくるうえに、唾だらけになる胸や首筋が気持ち悪くなってくるだけ。
顔もよくわからんし、そろそろ離れようとすると両腕と両脚で体をはさみつけてきた。
動けない。
「離さへんで～、もっと気持ちようしたるで～」と言い出す。
とんでもない奴に捕まってしまった。
（つづく）
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ジャイアンのようなでかい体で予想外に腕の力が強い。ジャイアンは片腕を首と肩口に巻き付けるようにして押さえ付けると、俺の胸を舐めながら股間を扱いてきた。
かなり強引。
「勃ってきたで」「気持ちようなってきたやろ」とか言うけれど、押さえ付けられた上に力任せに攻めてくるからあまり気持ち良くない。
そもそも俺はウケでもＭでもないから気分も良くない。
それでも先走りはあふれ始めるし、ジャイアンの強引そうで繊細な指の動きに反応を始める。面倒臭くなってきたから気持ち良さそうなフリをすることにした。
ほどなくイキそうになったので「いきそう」と通告するとピタッと舐めるのと扱くのを止める。しばらくして再開。またイキそうになると止める。この繰り返し。
本人は絶妙のテクニックと思ってるかもしれんけど、これを繰り返されると勃起がだんだんヒリヒリしてくるうえに、唾だらけになる胸や首筋が気持ち悪くなってくるだけ。
顔もよくわからんし、そろそろ離れようとすると両腕と両脚で体をはさみつけてきた。
動けない。
「離さへんで～、もっと気持ちようしたるで～」と言い出す。
とんでもない奴に捕まってしまった。
（つづく）
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いやいやこれは北欧館
大部屋にジャイアンに組み伏せられた俺。
ジャイアンは「もっともっと気持ちようしたるで～」とノリノリ。最初は冗談半分でやっているのだろうと思っていたが、だんだん「こいつとんでもないことしてくるんじゃないか…」と不安になってきた。
事実、片腕と片足の関節を完全に抑えられているので逃げることができない。このままケツに指を何本も突っ込まれても抵抗は不可能。
まさかそのまま掘られることはないだろうけれど、何してくるかわからない。恐怖心が沸々と沸いてきた。
さすがのジャイアンも、単調な攻めに飽きてきたのか関節決めを少し緩め始めた。
そこで全然したくないけど「おしっこしたい」と言って逃げようと画策する。
ところが「ここでしてまえや～。おしっこ俺の体にかけてくれや～」と信じられないジャイアンの言葉。
「こいつもしかして、ばっちい系の趣味があるんじゃないか」とますます不安が募る。そのうち、うんこ食べたいとか言ってこないだろうな。
ジャイアンの本性がますますわからなくなった。
北欧館は怖い。
潜在意識にしっかりと埋め込まれた。
（つづく）
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ジャイアンは「もっともっと気持ちようしたるで～」とノリノリ。最初は冗談半分でやっているのだろうと思っていたが、だんだん「こいつとんでもないことしてくるんじゃないか…」と不安になってきた。
事実、片腕と片足の関節を完全に抑えられているので逃げることができない。このままケツに指を何本も突っ込まれても抵抗は不可能。
まさかそのまま掘られることはないだろうけれど、何してくるかわからない。恐怖心が沸々と沸いてきた。
さすがのジャイアンも、単調な攻めに飽きてきたのか関節決めを少し緩め始めた。
そこで全然したくないけど「おしっこしたい」と言って逃げようと画策する。
ところが「ここでしてまえや～。おしっこ俺の体にかけてくれや～」と信じられないジャイアンの言葉。
「こいつもしかして、ばっちい系の趣味があるんじゃないか」とますます不安が募る。そのうち、うんこ食べたいとか言ってこないだろうな。
ジャイアンの本性がますますわからなくなった。
北欧館は怖い。
潜在意識にしっかりと埋め込まれた。
（つづく）
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これでおしまい北欧館
汚い系？の疑いが急浮上したジャイアン。
俺があんまり抵抗するのと、本人もいい加減疲れてきたのか、ようやく放してくれた。結局２人とも射精しないまま。あんな状態が続けば疲れるよなあ。なんとなく素に戻ると改めて射精に向かう気も失せる。
しばしピロートーク。
ジャイアンは廊下で俺を見かけて後をつけてきたらしい。暗い大部屋に入って立ち止まった時点で手を出してきたとか。北欧館では極めてオーソドックスな誘い方という。
「俺のどこが良かったん？」と聞いてみた。
「パッと見てええなと思ったで～」と極めていい加減な返事。そんなもんなんやとこちらもいい加減に納得。
ビジネスホテルで働いてるらしい。
休みは不定期やけどだいたい北欧館に来るらしい。
常連が多くてうっとおしいらしい。
北欧館以外にはスポメンとかロイヤルにも行くらしい。
よくしゃべるジャイアン。
「今度ロイヤル一緒に行かへん？ めっちゃええで～」とお誘いをもらう。
丁重に断る。
北欧館は奥深いと感じる。そしてしばらく足が遠のいた。
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俺があんまり抵抗するのと、本人もいい加減疲れてきたのか、ようやく放してくれた。結局２人とも射精しないまま。あんな状態が続けば疲れるよなあ。なんとなく素に戻ると改めて射精に向かう気も失せる。
しばしピロートーク。
ジャイアンは廊下で俺を見かけて後をつけてきたらしい。暗い大部屋に入って立ち止まった時点で手を出してきたとか。北欧館では極めてオーソドックスな誘い方という。
「俺のどこが良かったん？」と聞いてみた。
「パッと見てええなと思ったで～」と極めていい加減な返事。そんなもんなんやとこちらもいい加減に納得。
ビジネスホテルで働いてるらしい。
休みは不定期やけどだいたい北欧館に来るらしい。
常連が多くてうっとおしいらしい。
北欧館以外にはスポメンとかロイヤルにも行くらしい。
よくしゃべるジャイアン。
「今度ロイヤル一緒に行かへん？ めっちゃええで～」とお誘いをもらう。
丁重に断る。
北欧館は奥深いと感じる。そしてしばらく足が遠のいた。
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穴の向こうはエキゾチックな男の子
初体験が強烈だった北欧館。
しばらく足が遠のいていたが、その後、たま～～～に入ることがあった。
ここは太目とかガッチリ体型がメインなのか、俺のような小粒気味はあまり相手にしてもらえない。それとやっぱり「ベテラン級」が集まるところという意識が抜けず、入店しても見学で終わることが多い。
印象に残っていることがいくつかある。
その中の一つが、アジア系外国人。
それまでのハッテンバではアジア系の外国人に出会うことは皆無だったが、北欧館では何回か遭遇した。
白人とか黒人と違ってアジア系の人は一見しただけではわからない。「ちょっとエキゾチックな顔立ちの人やなあ」と思うぐらい。
べらべらしゃべりながら絡みに入ることなんてまずないから、絡んだあとに言葉を交わすときでないと気がつかない。
何回目かの入店のときに風呂場の穴あきシャワー室に入ったときのこと。隣の個室は誰かはいっているけれど湯もださず、じっとしているだけみたいだった。
穴からのぞくと色黒で掘りの深い顔立ちの小柄な男の子。やたらと細長い陰茎を扱いていた。
俺がのぞいているのに気がついて穴から手を伸ばしてきた。穴のあたりに自分の股間を近づけると指で扱いてくれる。何となくぎこちない。扱くというより、俺の勃起の感触を楽しんでいるという感じ。
控えめすぎるところは北欧館らしくない。ちょっと気に入った。
俺が個室を出て、隣の個室の扉をノックすると扉を開けてくれた。
俺より背の低い目のくりっとしたかわいらしい子がニッコリしてくれた。
（つづく）
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しばらく足が遠のいていたが、その後、たま～～～に入ることがあった。
ここは太目とかガッチリ体型がメインなのか、俺のような小粒気味はあまり相手にしてもらえない。それとやっぱり「ベテラン級」が集まるところという意識が抜けず、入店しても見学で終わることが多い。
印象に残っていることがいくつかある。
その中の一つが、アジア系外国人。
それまでのハッテンバではアジア系の外国人に出会うことは皆無だったが、北欧館では何回か遭遇した。
白人とか黒人と違ってアジア系の人は一見しただけではわからない。「ちょっとエキゾチックな顔立ちの人やなあ」と思うぐらい。
べらべらしゃべりながら絡みに入ることなんてまずないから、絡んだあとに言葉を交わすときでないと気がつかない。
何回目かの入店のときに風呂場の穴あきシャワー室に入ったときのこと。隣の個室は誰かはいっているけれど湯もださず、じっとしているだけみたいだった。
穴からのぞくと色黒で掘りの深い顔立ちの小柄な男の子。やたらと細長い陰茎を扱いていた。
俺がのぞいているのに気がついて穴から手を伸ばしてきた。穴のあたりに自分の股間を近づけると指で扱いてくれる。何となくぎこちない。扱くというより、俺の勃起の感触を楽しんでいるという感じ。
控えめすぎるところは北欧館らしくない。ちょっと気に入った。
俺が個室を出て、隣の個室の扉をノックすると扉を開けてくれた。
俺より背の低い目のくりっとしたかわいらしい子がニッコリしてくれた。
（つづく）
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色黒小柄くんは「なににゅにぇにょ」系
北欧館の穴あきシャワー室。
隣の個室で勃起を扱いていた色黒小柄くん。扉を開くとニッコリしてくれる。
筋肉質というわけでなく、痩せぎすというわけでもなく、華奢というわけでもなく、幼児体型というわけでもない。あえて言うなら均等に体が引き締まっているという感じ。
俺の勃起を指で丁寧に触ってくれる。今までにない触り方。
そしてそっと俺の胸に顔を埋めてくる。抱きついてくるという感じでなく、甘えてくるという感じ。
今までに経験したことのない絡み。う～～～ん、なんだかとても心地よい。
北欧館ではガンガン掘りまくったり、喘ぎまくったりする絡みを見すぎているからすごく新鮮。
「こんな子もおるんや」
そのうち俺の勃起を口に含んでくれた。まさしく「含む」という言葉がぴったりくる。ねっとりと舌を使う。
若いのにテクニックはベテラン級。北欧館で初めての落ち着いた絡みができそう。
俺は色黒小柄くんの耳に「ここを出て上の部屋でゆっくりやれへん？」とささやいてみた。
目を丸くする色黒小柄くん。聞こえてないのかと思ったのでもう一度ささやいてみる。やっぱりきょとんとしてる。
「俺じゃダメ？」と聞くと彼の口から意味不明の言葉が…
「○※＃＆￥＝＄％」
発音が「なににゅにぇにょ」系。かつてタイでよく聞いた発音。
日本語が通じない…
外国人を差別するわけでは決してないのだが…
俺はこっそりと個室を出た。
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隣の個室で勃起を扱いていた色黒小柄くん。扉を開くとニッコリしてくれる。
筋肉質というわけでなく、痩せぎすというわけでもなく、華奢というわけでもなく、幼児体型というわけでもない。あえて言うなら均等に体が引き締まっているという感じ。
俺の勃起を指で丁寧に触ってくれる。今までにない触り方。
そしてそっと俺の胸に顔を埋めてくる。抱きついてくるという感じでなく、甘えてくるという感じ。
今までに経験したことのない絡み。う～～～ん、なんだかとても心地よい。
北欧館ではガンガン掘りまくったり、喘ぎまくったりする絡みを見すぎているからすごく新鮮。
「こんな子もおるんや」
そのうち俺の勃起を口に含んでくれた。まさしく「含む」という言葉がぴったりくる。ねっとりと舌を使う。
若いのにテクニックはベテラン級。北欧館で初めての落ち着いた絡みができそう。
俺は色黒小柄くんの耳に「ここを出て上の部屋でゆっくりやれへん？」とささやいてみた。
目を丸くする色黒小柄くん。聞こえてないのかと思ったのでもう一度ささやいてみる。やっぱりきょとんとしてる。
「俺じゃダメ？」と聞くと彼の口から意味不明の言葉が…
「○※＃＆￥＝＄％」
発音が「なににゅにぇにょ」系。かつてタイでよく聞いた発音。
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外国人を差別するわけでは決してないのだが…
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指にローションべったり
北欧館は入店するときは緊張と興奮がことの他高いのだが、入店すると急に興奮が消える。
誘っても断られ、誘ってこられても「ちょっとごめんなさい」が多い現実をすぐに知ってしまうからだろう。
見学が多くなる。見学が多くなると不思議な人をよく見る。
２時間も３時間もうつ伏せでひたすら寝待ちしている人がよくいる。顔は下向いてるし暗闇なのでどんな人かよくわからない。
試しにケツに触れてみると、途端によがり始める。「誰が触ってるかわからないのに…」と他人事ながら心配になる。
穴の部分に指を触れると「ああ～～ん」と一段と声が高まる。指にはローションがべったり。準備万端やね。
そのうちケツを持ち上げ股を広げる。挿入準備完了。
誰か分からない人にケツを掘られることに不安はないんやろうか。
しばらくして再びのぞいてみると、さっきのうつ伏せ寝待ちの人はごっつい人にガンガンとバックを掘られている。
喘ぎ声がすごい。暗くてどんな人か全然わからない。
誰でもいいから掘って欲しい、誰でもいいから掘りたい。
そんな人もいるんや。
感心する俺。
見学の成果が確実に上がっていった。
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誘っても断られ、誘ってこられても「ちょっとごめんなさい」が多い現実をすぐに知ってしまうからだろう。
見学が多くなる。見学が多くなると不思議な人をよく見る。
２時間も３時間もうつ伏せでひたすら寝待ちしている人がよくいる。顔は下向いてるし暗闇なのでどんな人かよくわからない。
試しにケツに触れてみると、途端によがり始める。「誰が触ってるかわからないのに…」と他人事ながら心配になる。
穴の部分に指を触れると「ああ～～ん」と一段と声が高まる。指にはローションがべったり。準備万端やね。
そのうちケツを持ち上げ股を広げる。挿入準備完了。
誰か分からない人にケツを掘られることに不安はないんやろうか。
しばらくして再びのぞいてみると、さっきのうつ伏せ寝待ちの人はごっつい人にガンガンとバックを掘られている。
喘ぎ声がすごい。暗くてどんな人か全然わからない。
誰でもいいから掘って欲しい、誰でもいいから掘りたい。
そんな人もいるんや。
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萌える匂い 萎える臭い
ハッテンバの臭いって気にならないですか？
俺は匂いに敏感なのか、すごく気になります。
違法薬物がまだ違法ではなかったころ、ミックスルームに入った途端、あのツーンとした臭いが鼻に入ってくるだけで気分が悪くなりました。
ケツを掘りながら鼻に小瓶をひっつけて「スー、ハー」しながらうっとりしている顔見てると「なんであんな臭いがええんやろ」と不思議でした。
特に暖房の入っている冬場は最悪。臭いが増幅されて５分とガマンできませんでした。
微かな汗の匂いは興奮のレベルをあげてくれます。その点では俺は匂いフェチなのかも、
しかし発酵したような汗の臭いとか、度を越した体臭は絶対ダメ。俺の臭いフェチの範囲は相当狭いんです。
北欧館で何回かとんでもない臭いに襲われたことがあります。言葉ではなかなか表現しにくいんですが、とてもエッチなことを考えられないような臭い。
そんな臭いの中でもすげえ声をあげて絡んでいる人たちがいる。そういう人たちって、もしかしてホンモノの臭いフェチなのか？？？
かといって消臭剤のような匂いがしてたらいいのかというとそうでもないんです。
やっぱりハッテンバは無味無臭なのがいいですよね。
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俺は匂いに敏感なのか、すごく気になります。
違法薬物がまだ違法ではなかったころ、ミックスルームに入った途端、あのツーンとした臭いが鼻に入ってくるだけで気分が悪くなりました。
ケツを掘りながら鼻に小瓶をひっつけて「スー、ハー」しながらうっとりしている顔見てると「なんであんな臭いがええんやろ」と不思議でした。
特に暖房の入っている冬場は最悪。臭いが増幅されて５分とガマンできませんでした。
微かな汗の匂いは興奮のレベルをあげてくれます。その点では俺は匂いフェチなのかも、
しかし発酵したような汗の臭いとか、度を越した体臭は絶対ダメ。俺の臭いフェチの範囲は相当狭いんです。
北欧館で何回かとんでもない臭いに襲われたことがあります。言葉ではなかなか表現しにくいんですが、とてもエッチなことを考えられないような臭い。
そんな臭いの中でもすげえ声をあげて絡んでいる人たちがいる。そういう人たちって、もしかしてホンモノの臭いフェチなのか？？？
かといって消臭剤のような匂いがしてたらいいのかというとそうでもないんです。
やっぱりハッテンバは無味無臭なのがいいですよね。
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座席であんなこと トイレでそんなこと
急な出張で更新が途切れてしまいました。
ごめんなさい。
残念ながら何もありませんでした。ホントに何もない地方都市だったんで…
往路は飛行機だったんですが、復路は新幹線でした。
帰りの新幹線は持っていった本を途中で読み切ったんでちょっと暇。携帯でこっち系の掲示板を見るともなく見てたら「のぞみ○号に乗ります。軽くできる人いないっすか」という書き込み発見。
そののぞみって俺の乗ってるのぞみのちょっと後ののぞみやん。
俺もそれに乗ってたら「30代ガチムチさん」とあんなこととかそんなこととかできたかも…。なんて勝手に空想してたら、ふと気付く。
ホンマに新幹線の中であんなこととかそんなことできるん？？？
まさか座席で？
いやトイレか。でも長い間入ってたらすぐ怪しまれる。
喫煙ルームで密着して…ということもないか。
たまに掲示板で「新幹線乗ってるけどできひん？」みたいな書き込みみるけど、ホンマに経験した人はいるんだろうか。
新幹線乗ったら案外暇やもんね。
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ごめんなさい。
残念ながら何もありませんでした。ホントに何もない地方都市だったんで…
往路は飛行機だったんですが、復路は新幹線でした。
帰りの新幹線は持っていった本を途中で読み切ったんでちょっと暇。携帯でこっち系の掲示板を見るともなく見てたら「のぞみ○号に乗ります。軽くできる人いないっすか」という書き込み発見。
そののぞみって俺の乗ってるのぞみのちょっと後ののぞみやん。
俺もそれに乗ってたら「30代ガチムチさん」とあんなこととかそんなこととかできたかも…。なんて勝手に空想してたら、ふと気付く。
ホンマに新幹線の中であんなこととかそんなことできるん？？？
まさか座席で？
いやトイレか。でも長い間入ってたらすぐ怪しまれる。
喫煙ルームで密着して…ということもないか。
たまに掲示板で「新幹線乗ってるけどできひん？」みたいな書き込みみるけど、ホンマに経験した人はいるんだろうか。
新幹線乗ったら案外暇やもんね。
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手を握って指を絡めて・・・
誘うことに躊躇し、誘われることも滅多にない北欧館。
入館する頻度が低いのもあって記憶に残ることがあまりない。
ただ、ひとつ思い出したことがある。ＢＺやスカイゾーンが既にあったような気がするから、そんなに以前のことじゃないと思う。
３階の通路を行ったり来たり。
大部屋で絡んでいる人たちを眺めたり。
「今日も2200円もったいなかったな」なんて思ったり。そんな感じで過ごしていたとき。
俺より小柄でちょっと長髪の子が目に付いた。太目や大柄、短髪な人が多いからいやでも目立つ。
やたらと歩き回っていた。
相手を捜し回っているという感じでもない。
しばらく姿が見えないので「誰かと絡んでいるのかな」なんて考えていると突然姿を現したり。不思議な子だった。
大部屋の角でボーッと立っていたら、いつの間にかその子が隣に立っていた。
俺はそのままじっとしていた。
すると少しずつ距離を詰めてきた。
「俺とやりたいってこと？？？」
北欧館ではこちらから誘ったことはまだなかった。躊躇してしまう。
薄暗がりながらよく見ると小柄でかわいらしい。
手を握ってみた。彼も握り返してくれる。
指を絡めてみた。彼も丁寧に指を絡めてくれる。
強く握ったり弱く握ったり。時間が少しずつ過ぎていく。こんな経験初めてだった。
普通なら胸を触ったり、股間に触れたりという風に移っていくのだが、なかなかそんな気にならない。
10分以上そんな時間を過ごしただろうか。
彼が握っている俺の手を引っぱってきた。場所を変えようということらしい。
俺は彼に手を引かれるまま大部屋を出た。
（つづく）
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入館する頻度が低いのもあって記憶に残ることがあまりない。
ただ、ひとつ思い出したことがある。ＢＺやスカイゾーンが既にあったような気がするから、そんなに以前のことじゃないと思う。
３階の通路を行ったり来たり。
大部屋で絡んでいる人たちを眺めたり。
「今日も2200円もったいなかったな」なんて思ったり。そんな感じで過ごしていたとき。
俺より小柄でちょっと長髪の子が目に付いた。太目や大柄、短髪な人が多いからいやでも目立つ。
やたらと歩き回っていた。
相手を捜し回っているという感じでもない。
しばらく姿が見えないので「誰かと絡んでいるのかな」なんて考えていると突然姿を現したり。不思議な子だった。
大部屋の角でボーッと立っていたら、いつの間にかその子が隣に立っていた。
俺はそのままじっとしていた。
すると少しずつ距離を詰めてきた。
「俺とやりたいってこと？？？」
北欧館ではこちらから誘ったことはまだなかった。躊躇してしまう。
薄暗がりながらよく見ると小柄でかわいらしい。
手を握ってみた。彼も握り返してくれる。
指を絡めてみた。彼も丁寧に指を絡めてくれる。
強く握ったり弱く握ったり。時間が少しずつ過ぎていく。こんな経験初めてだった。
普通なら胸を触ったり、股間に触れたりという風に移っていくのだが、なかなかそんな気にならない。
10分以上そんな時間を過ごしただろうか。
彼が握っている俺の手を引っぱってきた。場所を変えようということらしい。
俺は彼に手を引かれるまま大部屋を出た。
（つづく）
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お・れ・の・は・な・す・こ・と・わ・か・る？
引っ張っていかれたのは二段ベッドのある部屋。
彼は空いていた上段に上がっていった。俺も彼の後についていった。
「どんな子なんやろ。積極的すぎてちょっと不安やなあ」 座り込んだ彼の隣で考えてしまう。
そこで「どんなことしたい？」と聞いてみた。
彼はきょとんとしている。
もしかしてまたアジア系の外国人？
「どんなことしたい？」ともう一回聞いてみた。
すると彼は口をパクパクさせて何か話す。いや、話すというより音を出すという感じだった。
もしかして耳が不自由なのか。
俺は一語一語区切って話してみた。
「お・れ・の・は・な・す・こ・と・わ・か・る？」
すると彼はゆっくり答えてくれた。
「ゆ・っ・く・り・は・な・し・て・く・れ・た・ら」
彼の話が続いた。
ハッテンバに来ても耳が不自由なことがわかるとなかなか相手をしてもらえないこと。
２～３か月に１度ぐらい来るけれどそれが楽しみなこと。
「どうして俺と話そうと思ったの？」と聞いてみた。
最初にずっと手を握ってくれたから安心したらしい。
でもここまで話して「さあやろうぜ」とエッチする気になかなかなれない。それからは仕事の話、家族の話、故郷の話… 気がつくと１時間以上たっていた。
「エッチしなくていいの？」と聞いてきた。
「俺はこうやっている方が好きなんや」と言って彼をしっかりと抱いてあげた。
１時間ほど添い寝しただろうか。彼が本当に寝てしまったのが誤算ではあったが。
彼の寝顔を見ながら俺はこっそり二段ベッドを離れた。
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彼は空いていた上段に上がっていった。俺も彼の後についていった。
「どんな子なんやろ。積極的すぎてちょっと不安やなあ」 座り込んだ彼の隣で考えてしまう。
そこで「どんなことしたい？」と聞いてみた。
彼はきょとんとしている。
もしかしてまたアジア系の外国人？
「どんなことしたい？」ともう一回聞いてみた。
すると彼は口をパクパクさせて何か話す。いや、話すというより音を出すという感じだった。
もしかして耳が不自由なのか。
俺は一語一語区切って話してみた。
「お・れ・の・は・な・す・こ・と・わ・か・る？」
すると彼はゆっくり答えてくれた。
「ゆ・っ・く・り・は・な・し・て・く・れ・た・ら」
彼の話が続いた。
ハッテンバに来ても耳が不自由なことがわかるとなかなか相手をしてもらえないこと。
２～３か月に１度ぐらい来るけれどそれが楽しみなこと。
「どうして俺と話そうと思ったの？」と聞いてみた。
最初にずっと手を握ってくれたから安心したらしい。
でもここまで話して「さあやろうぜ」とエッチする気になかなかなれない。それからは仕事の話、家族の話、故郷の話… 気がつくと１時間以上たっていた。
「エッチしなくていいの？」と聞いてきた。
「俺はこうやっている方が好きなんや」と言って彼をしっかりと抱いてあげた。
１時間ほど添い寝しただろうか。彼が本当に寝てしまったのが誤算ではあったが。
彼の寝顔を見ながら俺はこっそり二段ベッドを離れた。
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黄色い染みに茶色い染み
ミックスルームの布団やマットって明るいところで見たことありますか？
だいたい薄暗いか真っ暗なので、どんな状態になっているかわからないですよね。
24時間やってるサウナ系でも清掃の時間があるから、布団とかマットは清掃ごとに替えているでしょう。
少し以前のことになりますが、あるハッテンバで誰かがイタズラしたのかミックスルームの照明がついてしまいました。ご想像通り、バツが悪いですよね。ふと下を見ると布団のシーツの白さが広がっています。
明るいミックスルームなんて見ることないですから、すごく居心地悪かったです。
そしてギョッとしたこと。
よくよく見ると、シーツに黄色い染みや茶色い染みが点々とついているんです。
場所によっては染みというより形になっていました。
洗っても取れないような染みなのか、ついたばかりの染みなのか、よく分からなかったですが、照明の光線に光っているところもあるのを見ると、明らかにまだ湿っている部分がたくさんありました。
「もしかして、俺は今まで、こんなところに寝転がっていたの？？？」と愕然としました。
明るければ絶対寝転ぶ気になりません。それ以来、できる限り布団やマットに寝転ばないようにしています。
寝転ぶときはビニール製とか合成皮革のマットとかに注意して寝転ぶようになりました。
とは言え、「この機会を逃すと…」なんて思うと、寝転んでしまうことはありましたけどね。
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だいたい薄暗いか真っ暗なので、どんな状態になっているかわからないですよね。
24時間やってるサウナ系でも清掃の時間があるから、布団とかマットは清掃ごとに替えているでしょう。
少し以前のことになりますが、あるハッテンバで誰かがイタズラしたのかミックスルームの照明がついてしまいました。ご想像通り、バツが悪いですよね。ふと下を見ると布団のシーツの白さが広がっています。
明るいミックスルームなんて見ることないですから、すごく居心地悪かったです。
そしてギョッとしたこと。
よくよく見ると、シーツに黄色い染みや茶色い染みが点々とついているんです。
場所によっては染みというより形になっていました。
洗っても取れないような染みなのか、ついたばかりの染みなのか、よく分からなかったですが、照明の光線に光っているところもあるのを見ると、明らかにまだ湿っている部分がたくさんありました。
「もしかして、俺は今まで、こんなところに寝転がっていたの？？？」と愕然としました。
明るければ絶対寝転ぶ気になりません。それ以来、できる限り布団やマットに寝転ばないようにしています。
寝転ぶときはビニール製とか合成皮革のマットとかに注意して寝転ぶようになりました。
とは言え、「この機会を逃すと…」なんて思うと、寝転んでしまうことはありましたけどね。
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スポーツメンズクラブ大阪って「ジム」なの？？？
スポーツメンズクラブ大阪。
通称「スポメン」
北欧館と並ぶ大阪では有名なハッテンバ。大阪ではちょっとディープと言われる地域にある。
ベテラン級の人が出入りするといううわさもあってハッテン初心者は入店を躊躇してしまうところ。
実はまだこっちの世界のことを全然知らないときに、偶然、スポメンの前を何回か通る機会があった。
高校時代、教会系のボランティア団体に入っている友達がいた。その友達に何回か誘われてボランティア団体の事務所に行ったことがあるのだが、その途中にスポメンがあった。
あまり綺麗とはいえない飲み屋が並んでいる路地にあった「スポーツメンズクラブ大阪」という看板は、周辺の雰囲気からするとすごく不釣り合い。スポーツとかメンズクラブとか縁遠い場所だっただけに「こんなところにスポーツジムがあるんや」と不思議に思った。
それに入り口が引き戸で狭いし、普通の民家のような外観であまり人が出入りしている様子もない。「ヘンなジムやな」と思っていたので記憶に残っていた。
しかし、そこが本当はどんな施設なのか、突然知ってしまうことになる。
（つづく）
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通称「スポメン」
北欧館と並ぶ大阪では有名なハッテンバ。大阪ではちょっとディープと言われる地域にある。
ベテラン級の人が出入りするといううわさもあってハッテン初心者は入店を躊躇してしまうところ。
実はまだこっちの世界のことを全然知らないときに、偶然、スポメンの前を何回か通る機会があった。
高校時代、教会系のボランティア団体に入っている友達がいた。その友達に何回か誘われてボランティア団体の事務所に行ったことがあるのだが、その途中にスポメンがあった。
あまり綺麗とはいえない飲み屋が並んでいる路地にあった「スポーツメンズクラブ大阪」という看板は、周辺の雰囲気からするとすごく不釣り合い。スポーツとかメンズクラブとか縁遠い場所だっただけに「こんなところにスポーツジムがあるんや」と不思議に思った。
それに入り口が引き戸で狭いし、普通の民家のような外観であまり人が出入りしている様子もない。「ヘンなジムやな」と思っていたので記憶に残っていた。
しかし、そこが本当はどんな施設なのか、突然知ってしまうことになる。
（つづく）
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スポメンの誘惑・・・怖い
スポメンとの出会い編。続きます。
大学に入って初めて雑誌を購入したときのこと。
心臓が破裂するのではないかと思うぐらい緊張して購入、ページをめくっていった。
巻末の広告に載っていたのが「ＳＭＣ」。正式名がスポーツメンズクラブ大阪だった。
「ええっ、あそこってハッテンバやったんや」
再び心臓が破裂するのではないかというほど驚いた。
しかし、興味は沸々とわいたが入店するだけの勇気は全然なかった。
高校時代の友達が近くのボランティア事務所にまだ出入りしてたから、出くわす可能性があった。
そして何よりもその異様な雰囲気の建物が脳裏に広がって二の足を踏ませた。
スポメンは北欧館、アダンと並んで、「ベテラン級」が遊ぶところと言う意識が消えなかった。
加えて、「ガタイのいい兄貴が人気」「週末はマッチョであふれる」「一晩で５人のウケをイカせた」とかいう体験記を見ると余計気が遠のいた。
そこは特別な空間が広がるハッテンバとしか思えない。
名前は知っているけれどとても近づけない存在という期間が長く続いた。
しかし、ついにその誘惑に負けてしまうときがやってきた。
（つづく）
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大学に入って初めて雑誌を購入したときのこと。
心臓が破裂するのではないかと思うぐらい緊張して購入、ページをめくっていった。
巻末の広告に載っていたのが「ＳＭＣ」。正式名がスポーツメンズクラブ大阪だった。
「ええっ、あそこってハッテンバやったんや」
再び心臓が破裂するのではないかというほど驚いた。
しかし、興味は沸々とわいたが入店するだけの勇気は全然なかった。
高校時代の友達が近くのボランティア事務所にまだ出入りしてたから、出くわす可能性があった。
そして何よりもその異様な雰囲気の建物が脳裏に広がって二の足を踏ませた。
スポメンは北欧館、アダンと並んで、「ベテラン級」が遊ぶところと言う意識が消えなかった。
加えて、「ガタイのいい兄貴が人気」「週末はマッチョであふれる」「一晩で５人のウケをイカせた」とかいう体験記を見ると余計気が遠のいた。
そこは特別な空間が広がるハッテンバとしか思えない。
名前は知っているけれどとても近づけない存在という期間が長く続いた。
しかし、ついにその誘惑に負けてしまうときがやってきた。
（つづく）
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目の前に飛び込んできた男根
天王寺で仕事があって日曜午後に中途半端な時間ができた。
すすーっと頭をよぎったのはスポーツメンズクラブ大阪のかすかな記憶。思い切って決心する。
しかし、途中が何とも言えずディープ。昼間から酔っ払っている人やら、段ボールの上でケツを半分出したまま寝てる人やら。でもそれが逆に緊張感を溶いてくれた。
スポメンの立っている路地も「他人には無関心」という感じがあふれていて、案外すんなりと入店できた。
引き戸をガラガラ開けた。玄関が狭い。普通の民家と変わらない。
少しおどおどしている俺に気付いたのか、受付のおじさんが「ロッカーは２階です」と教えてくれる。
怖いところかと思ってたのでちょっと安心する。
２階に上がろうと階段を見ると…狭いうえに急傾斜。階段を上がろうとすると上から誰か降りてきた。
びっくりする。何と全裸。
タオルで隠そうともしていない。目の前に突然男根が飛び込んできた感じ。
シャワー浴びにいく途中だから、タオル巻いてなかったんや。受け付けの横には「今日はアンダーウェアの日」って書いてあったような気がしたし…
２階のロッカーコーナーでもっとびっくり。
なんと全員全裸だった。
（つづく）
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すすーっと頭をよぎったのはスポーツメンズクラブ大阪のかすかな記憶。思い切って決心する。
しかし、途中が何とも言えずディープ。昼間から酔っ払っている人やら、段ボールの上でケツを半分出したまま寝てる人やら。でもそれが逆に緊張感を溶いてくれた。
スポメンの立っている路地も「他人には無関心」という感じがあふれていて、案外すんなりと入店できた。
引き戸をガラガラ開けた。玄関が狭い。普通の民家と変わらない。
少しおどおどしている俺に気付いたのか、受付のおじさんが「ロッカーは２階です」と教えてくれる。
怖いところかと思ってたのでちょっと安心する。
２階に上がろうと階段を見ると…狭いうえに急傾斜。階段を上がろうとすると上から誰か降りてきた。
びっくりする。何と全裸。
タオルで隠そうともしていない。目の前に突然男根が飛び込んできた感じ。
シャワー浴びにいく途中だから、タオル巻いてなかったんや。受け付けの横には「今日はアンダーウェアの日」って書いてあったような気がしたし…
２階のロッカーコーナーでもっとびっくり。
なんと全員全裸だった。
（つづく）
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全裸、全裸、全裸、全員全裸
初スポメン。続きます。
季節外れの競パン跡くっきりの子も、白いぶよぶよのおじさんも、普通に全裸。通りかかる人も全部全裸。
半勃起させた子が「ふーっ」とため息つきながらロッカーを開けにきて水飲んだりしてる。
「いきなりハードル高いなあ」と思いながら俺も全裸を決意。タオルを手に１階のシャワー室に行く。
シャワー室前の談話スペースに何人かいたが、彼らも全裸。股間を隠しもせず煙草吸ったりしてる。
シャワー室の左側はサウナ、右側は細長くシャワーが並んでいた。
シャワーを浴びてるとなぜか何の意識もしてないのに勃起してきた。
何人も入れ代わり立ち代り入ってきては俺の股間をのぞいていく。でものぞいていくだけ。あとは何もなかったようにシャワーを浴びて出て行く。
「ここは全裸も勃起も自然の風景なんや」妙な納得をしてしまう。
ちょっと油断すると踏み外しそうな狭い急階段を上がる。
２階のロッカースペースの反対側が六畳間ぐらいのミックスルームになっていた。暗い。ようやく目が慣れてきて見回すと奥に１人寝ている。体がでかいのはわかるがそれ以外どんな奴なのか不明。
３階に上がる。
薄暗い廊下に立っているのが３～４人。股間を隠すでもなく平然と立っていて、誰か前を通るたびに上から下までねっとり見ているのがわかる。
そしていくつも喘ぎ声が聞こえる真っ暗な部屋の中に入っていった。
（つづく）
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季節外れの競パン跡くっきりの子も、白いぶよぶよのおじさんも、普通に全裸。通りかかる人も全部全裸。
半勃起させた子が「ふーっ」とため息つきながらロッカーを開けにきて水飲んだりしてる。
「いきなりハードル高いなあ」と思いながら俺も全裸を決意。タオルを手に１階のシャワー室に行く。
シャワー室前の談話スペースに何人かいたが、彼らも全裸。股間を隠しもせず煙草吸ったりしてる。
シャワー室の左側はサウナ、右側は細長くシャワーが並んでいた。
シャワーを浴びてるとなぜか何の意識もしてないのに勃起してきた。
何人も入れ代わり立ち代り入ってきては俺の股間をのぞいていく。でものぞいていくだけ。あとは何もなかったようにシャワーを浴びて出て行く。
「ここは全裸も勃起も自然の風景なんや」妙な納得をしてしまう。
ちょっと油断すると踏み外しそうな狭い急階段を上がる。
２階のロッカースペースの反対側が六畳間ぐらいのミックスルームになっていた。暗い。ようやく目が慣れてきて見回すと奥に１人寝ている。体がでかいのはわかるがそれ以外どんな奴なのか不明。
３階に上がる。
薄暗い廊下に立っているのが３～４人。股間を隠すでもなく平然と立っていて、誰か前を通るたびに上から下までねっとり見ているのがわかる。
そしていくつも喘ぎ声が聞こえる真っ暗な部屋の中に入っていった。
（つづく）
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あっちでうめき声、こっちであえぎ声
初スポメンの初３階
早速寝転がっている人の足を踏みつけてしまう。
壁にもたれて座ったまま、立っている男の勃起をひたすらしゃぶっている人。
３人が絡み合ってそれぞれに呻き声をあげていた。
一番奥の床の間（？）のようなところでは、バックでガン掘りの真っ最中だった。
見物人多数。
一体何人がこの部屋にいるんやろうか。今まで一番人口密度の濃い風景だった。
とてもこのペースにはついていけない。とりあえず壁にもたれて目の前で繰り広げられるものを見学。
「こんな暗い中で相手をどうやって探すんやろ」と不思議に思う。いや「おおよその体型とだいたいの年齢が確認できればやっているんじゃないの？」と思ってしまう。
気後れしたまま廊下に出ると、すぐ隣の階段の壁に貼り付けられた紙が目に入った。
「４階は拒否禁止です」
入ったら最後、何をされても絶対拒否できない部屋？？？
そこにいる全員に組み伏せられて身動きできない状態で掘られる？
どんな奴か全然わからないのに突然しゃぶらされる？？
見てみたい気持ちはあるけれどやっばり怖い。しばらく廊下で考える。
考えている間にも、次々と４階へ上がっていくし、次々と４階から降りてくる。
降りてくる人を見てもそんなにめちゃめちゃをやってきたようには見えない。
そしてついに、見てみたい気持ちが勝ってしまった。
（つづく）
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早速寝転がっている人の足を踏みつけてしまう。
壁にもたれて座ったまま、立っている男の勃起をひたすらしゃぶっている人。
３人が絡み合ってそれぞれに呻き声をあげていた。
一番奥の床の間（？）のようなところでは、バックでガン掘りの真っ最中だった。
見物人多数。
一体何人がこの部屋にいるんやろうか。今まで一番人口密度の濃い風景だった。
とてもこのペースにはついていけない。とりあえず壁にもたれて目の前で繰り広げられるものを見学。
「こんな暗い中で相手をどうやって探すんやろ」と不思議に思う。いや「おおよその体型とだいたいの年齢が確認できればやっているんじゃないの？」と思ってしまう。
気後れしたまま廊下に出ると、すぐ隣の階段の壁に貼り付けられた紙が目に入った。
「４階は拒否禁止です」
入ったら最後、何をされても絶対拒否できない部屋？？？
そこにいる全員に組み伏せられて身動きできない状態で掘られる？
どんな奴か全然わからないのに突然しゃぶらされる？？
見てみたい気持ちはあるけれどやっばり怖い。しばらく廊下で考える。
考えている間にも、次々と４階へ上がっていくし、次々と４階から降りてくる。
降りてくる人を見てもそんなにめちゃめちゃをやってきたようには見えない。
そしてついに、見てみたい気持ちが勝ってしまった。
（つづく）
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拒否禁止の部屋で
初スポメンはいよいよ「拒否禁止」の部屋へ。
急階段を４階へ上がった。
部屋の入り口に分厚いカーテンがある。カーテンを開けると一瞬だけ部屋の中が見えた。４～５人はいるか。
あとは真っ暗。微かな喘ぎ声が聞こえるがどこで何しているのか不明。
入り口そばの壁に張り付くように立っていたら、ぼんやりと中の様子が見えてきた。
絡んでいるのはひと組だけ。あとは寝転んでいる人ともう１人壁にもたれて立っている人。
とりあえず、突然組み伏せられて無理やり…という感じではない。でも今までに経験したことがない独特な特別な雰囲気。
俺がカーテンを開けて室内に入るときも、俺のことを入念にチェックした様子はない。せいぜい体付きを大ざっぱに確認した程度だろう。
多分手を出せば拒否されることなくごく自然に絡むことができる。
たまにカーテンを開けてのぞいていく人がいた。そのときには一瞬、室内が明るくなるので詳しい様子がわかる。
目の前で寝転んでいる人は骨太でがっちりした感じ。こんな人は別にここで寝転んでなくても、いくらでも相手してくれる人がいるんじゃないのかな。ぼんやり考える。
そのうち、壁にもたれていた奴が、目の前の骨太くんに手を出し始めた。暗いので詳しく何をしているかまではわからない、
そのうち、体付きに似合わないかわいらしい喘ぎ声が骨太くんから聞こえてきた。
俺はこっそりと「拒否禁止」部屋を出た。
（つづく）
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急階段を４階へ上がった。
部屋の入り口に分厚いカーテンがある。カーテンを開けると一瞬だけ部屋の中が見えた。４～５人はいるか。
あとは真っ暗。微かな喘ぎ声が聞こえるがどこで何しているのか不明。
入り口そばの壁に張り付くように立っていたら、ぼんやりと中の様子が見えてきた。
絡んでいるのはひと組だけ。あとは寝転んでいる人ともう１人壁にもたれて立っている人。
とりあえず、突然組み伏せられて無理やり…という感じではない。でも今までに経験したことがない独特な特別な雰囲気。
俺がカーテンを開けて室内に入るときも、俺のことを入念にチェックした様子はない。せいぜい体付きを大ざっぱに確認した程度だろう。
多分手を出せば拒否されることなくごく自然に絡むことができる。
たまにカーテンを開けてのぞいていく人がいた。そのときには一瞬、室内が明るくなるので詳しい様子がわかる。
目の前で寝転んでいる人は骨太でがっちりした感じ。こんな人は別にここで寝転んでなくても、いくらでも相手してくれる人がいるんじゃないのかな。ぼんやり考える。
そのうち、壁にもたれていた奴が、目の前の骨太くんに手を出し始めた。暗いので詳しく何をしているかまではわからない、
そのうち、体付きに似合わないかわいらしい喘ぎ声が骨太くんから聞こえてきた。
俺はこっそりと「拒否禁止」部屋を出た。
（つづく）
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何かが違う・・・スポメン
４階の「拒否禁止」部屋が予想したより静かな雰囲気だったことになぜかホッとする。
うう～～～ん。
もう何が何だかわからないぐらい乱れた光景になっていると思っていただけに拍子抜け。ただし後日再訪したときに、実はとんでもないことが繰り広げられていることを知るのだが…。
そのとんでもないことについてはまた改めて。
３階に戻り、廊下の壁にもたれて見ていると、それまで入ったハッテンバの人たちとは明らかに何かが違うような気がした。
年齢は30～50代といったところか。あまり太目の人はいない。かといってガッチリ体型やマッチョ体型かと言うとそうでもない。
何が違うのかな。
敢えて言えば「目つき」だろうか。ギラギラしてるとか言うのではなく、ハッテンバに慣れているというか、何事もないような目つきをしているのに、ある瞬間に目つきが変わって動き出すというか。
スポメンではある程度の期間の修行がいるような気がした。
試しにといっては何だが、ミックスルームで寝待ちしている何人かにアタックしてみた。
少しは触らせてくれるが、チラッとこちらを見ると寝返りを打たれたり、手で制止されたり…
結局すべて撃沈。
「また来ることがあるのかなあ」と思いながら、初スポメンを後にした。
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うう～～～ん。
もう何が何だかわからないぐらい乱れた光景になっていると思っていただけに拍子抜け。ただし後日再訪したときに、実はとんでもないことが繰り広げられていることを知るのだが…。
そのとんでもないことについてはまた改めて。
３階に戻り、廊下の壁にもたれて見ていると、それまで入ったハッテンバの人たちとは明らかに何かが違うような気がした。
年齢は30～50代といったところか。あまり太目の人はいない。かといってガッチリ体型やマッチョ体型かと言うとそうでもない。
何が違うのかな。
敢えて言えば「目つき」だろうか。ギラギラしてるとか言うのではなく、ハッテンバに慣れているというか、何事もないような目つきをしているのに、ある瞬間に目つきが変わって動き出すというか。
スポメンではある程度の期間の修行がいるような気がした。
試しにといっては何だが、ミックスルームで寝待ちしている何人かにアタックしてみた。
少しは触らせてくれるが、チラッとこちらを見ると寝返りを打たれたり、手で制止されたり…
結局すべて撃沈。
「また来ることがあるのかなあ」と思いながら、初スポメンを後にした。
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