単身赴任の街で 3
有料系(2)
突然、受付のおじさんが入ってきた。
何事かと思っていると、建物の中のことを細かく説明し始めた。大きな声で説明するから奥にいるであろう他の客には丸聞こえのはず。
しまいには中を案内して説明すると言い出したので、さすがにそれは断った。何だかとてもやりにくい。
おじさんが「わからないことがあったら何でも聞いてね」と言って消えていった。これ以上何を聞くことがあるんやと思ってしまう。
廊下を抜けていくと談話室。2人の先客が画質の悪いビデオの流れるテレビを眺めていた。2人とも明らかに俺より年上。舐めるように見てくる視線が痛い。本当に痛い。
風呂場でシャワーを浴びて2階に上がる。部屋は2つ。小さい電球が1つついているだけで暗い。
小さいほうの部屋に1人、大きいほうの部屋に3人が寝ている。
毛布らしきものを胸の上にかけているだけだが暗くて顔ははっきり見えない。感じでは年齢層は高そう。
土曜の夕方で俺を入れて客は7人。客は2~3人もいれば上出来と思っていたので予想外の人数だった。
これが多いのか少ないのか。部屋の前に置いてあった椅子に座って「さあ、どうしたものか」なんて思った。
1階の談話室の人が時折2階の様子を見に来るぐらいでほとんど動きがない。
おとなしいのか、恥ずかしいのか。
それならと俺が積極的に動くことにした。
(つづく)
↓↓↓↓↓クリックしてもらうと励みになります

にほんブログ村
↓↓↓↓↓クリックしてもらうと励みになります
突然、受付のおじさんが入ってきた。
何事かと思っていると、建物の中のことを細かく説明し始めた。大きな声で説明するから奥にいるであろう他の客には丸聞こえのはず。
しまいには中を案内して説明すると言い出したので、さすがにそれは断った。何だかとてもやりにくい。
おじさんが「わからないことがあったら何でも聞いてね」と言って消えていった。これ以上何を聞くことがあるんやと思ってしまう。
廊下を抜けていくと談話室。2人の先客が画質の悪いビデオの流れるテレビを眺めていた。2人とも明らかに俺より年上。舐めるように見てくる視線が痛い。本当に痛い。
風呂場でシャワーを浴びて2階に上がる。部屋は2つ。小さい電球が1つついているだけで暗い。
小さいほうの部屋に1人、大きいほうの部屋に3人が寝ている。
毛布らしきものを胸の上にかけているだけだが暗くて顔ははっきり見えない。感じでは年齢層は高そう。
土曜の夕方で俺を入れて客は7人。客は2~3人もいれば上出来と思っていたので予想外の人数だった。
これが多いのか少ないのか。部屋の前に置いてあった椅子に座って「さあ、どうしたものか」なんて思った。
1階の談話室の人が時折2階の様子を見に来るぐらいでほとんど動きがない。
おとなしいのか、恥ずかしいのか。
それならと俺が積極的に動くことにした。
(つづく)
↓↓↓↓↓クリックしてもらうと励みになります

にほんブログ村
↓↓↓↓↓クリックしてもらうと励みになります
スポンサーサイト
| ホーム |