ホテルマンのSくん(1)
このブログが「気まぐれ更新」になってから時間が経ちました。
更新回数が激減したにもかかわらず毎日平均70~80人ぐらいの方にのぞきにきていただいているというのは本当にありがたいことです。
長く続けているといろいろなことがあり、「もう止めた」とか「二度と書くもんか」とか何回も思い、一度ならずブログ自体を消滅させてやれと思ったこともありました。
今のペースが最も自分には合っているのかなとも思います。
ハッテンバに行く回数も激減しましたから。
先日、「ボーイのKくん」の最終章に長文のコメントをいただきました。
もう3年近く前のものなのにありがとうございました。
自分でも忘れかけているような記述に、丁寧な感想をもらえるなんてと感激しています。
半分お遊びで始めたブロクですが、「続けてて良かった」と思うことが出来る貴重な瞬間です。
そして奇跡のようなことが起きました。
「ホテルマンのSくん」は、う~~~~~~ん、長い人生の中ではこんなこともあるんだなという話です
(つづく)
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更新回数が激減したにもかかわらず毎日平均70~80人ぐらいの方にのぞきにきていただいているというのは本当にありがたいことです。
長く続けているといろいろなことがあり、「もう止めた」とか「二度と書くもんか」とか何回も思い、一度ならずブログ自体を消滅させてやれと思ったこともありました。
今のペースが最も自分には合っているのかなとも思います。
ハッテンバに行く回数も激減しましたから。
先日、「ボーイのKくん」の最終章に長文のコメントをいただきました。
もう3年近く前のものなのにありがとうございました。
自分でも忘れかけているような記述に、丁寧な感想をもらえるなんてと感激しています。
半分お遊びで始めたブロクですが、「続けてて良かった」と思うことが出来る貴重な瞬間です。
そして奇跡のようなことが起きました。
「ホテルマンのSくん」は、う~~~~~~ん、長い人生の中ではこんなこともあるんだなという話です
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ホテルマンのSくん(2)
世間は三連休というのに連休2日目と3日目は仕事。
朝の電車が空いてていいのと、途中で適当に仕事を切り上げても余り罪悪感がないのが連休出勤のいいところかも。
その日は午後2時過ぎに仕事を切り上げて翌日の連休最終日回しにすることにした。
このまま家に帰ってもすることはないし、かといってスーツ姿で遠出するのも……ということで本当に久しぶりにH館に行くことにしてみた。
以前から何回か書いている通り、H館は俺にとって鬼門中の鬼門。とにかくいいことが何もない。
モテない自分の容姿を棚に上げて言うけど、相性が合わないというか、いつも間が悪いというか。
それでも2~3時間ゆっくり出来る所なんてここ以外にあまりないし、もしかしたら突然相性がよくなることだってあるかもしれないという淡い期待も少し持ってみた。
あいにく雨が降っていたけれど、おかげで裏通りに人影は少なくてそれほど緊張もせずに入店。
傘を傘立てに入れようと玄関でややまごまごしていると、後ろから「100円要りますよ」と突然声を掛けられた。
振り向くと黒いシャツを着た人。
「そうだそうだ、ここの傘立ては金入れるんやった」と思い出す。雨の日に来るのなんて数年ぶりやしね。
それでも玄関で突然声掛けられるとビクッとする。
そもそも本格的に絡むまで皆無言やしね。
ここの靴箱はロッカーの上と下がわかるようになっている。上の方が使いやすいから上の番号を探しているとほとんど使われている。
今日は客多いんやな…と思っていると、再び後ろから「10円要りますよ」と黒シャツくん。
「それは分かってるっちゅうねん、上のロッカー番号の空きを探してるだけや」と言いたいのをガマンして「いやいや上の番号空いてないかなと思って」とつぶやく。
「あっそうか、すいません」と意外に素直な黒シャツくん。
はにかんで笑う顔がいい感じ。
でもこんなところで相手の股間を触ることも出来ず、そそくさと入館料を払ってロッカーに向かった。
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朝の電車が空いてていいのと、途中で適当に仕事を切り上げても余り罪悪感がないのが連休出勤のいいところかも。
その日は午後2時過ぎに仕事を切り上げて翌日の連休最終日回しにすることにした。
このまま家に帰ってもすることはないし、かといってスーツ姿で遠出するのも……ということで本当に久しぶりにH館に行くことにしてみた。
以前から何回か書いている通り、H館は俺にとって鬼門中の鬼門。とにかくいいことが何もない。
モテない自分の容姿を棚に上げて言うけど、相性が合わないというか、いつも間が悪いというか。
それでも2~3時間ゆっくり出来る所なんてここ以外にあまりないし、もしかしたら突然相性がよくなることだってあるかもしれないという淡い期待も少し持ってみた。
あいにく雨が降っていたけれど、おかげで裏通りに人影は少なくてそれほど緊張もせずに入店。
傘を傘立てに入れようと玄関でややまごまごしていると、後ろから「100円要りますよ」と突然声を掛けられた。
振り向くと黒いシャツを着た人。
「そうだそうだ、ここの傘立ては金入れるんやった」と思い出す。雨の日に来るのなんて数年ぶりやしね。
それでも玄関で突然声掛けられるとビクッとする。
そもそも本格的に絡むまで皆無言やしね。
ここの靴箱はロッカーの上と下がわかるようになっている。上の方が使いやすいから上の番号を探しているとほとんど使われている。
今日は客多いんやな…と思っていると、再び後ろから「10円要りますよ」と黒シャツくん。
「それは分かってるっちゅうねん、上のロッカー番号の空きを探してるだけや」と言いたいのをガマンして「いやいや上の番号空いてないかなと思って」とつぶやく。
「あっそうか、すいません」と意外に素直な黒シャツくん。
はにかんで笑う顔がいい感じ。
でもこんなところで相手の股間を触ることも出来ず、そそくさと入館料を払ってロッカーに向かった。
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ホテルマンのSくん(3)
三連休の真ん中に入店したホントに久しぶりのH館。
客は多め。
ロッカーでスーツを脱いでいるとすぐそばのロッカーで黒シャツくんも脱ぎ始める。
靴箱が近かったから当然ではあるが少し気になる。
俺より背は高い。20代後半から30歳ぐらいか。
いや、大学生にも見える。
あっという間にボクサーブリーフ姿になってしまった。
「もてるやろうな」なんて思いながらチラチラ見てしまう。
手を延ばしたら触れそうな距離だからきっと嫌がっているやろなと勝手に思う。
小さいタオルだけ持って俺が先に2階の浴室に行くことになった。
浴室は混んでいた。
中に入ると刺すような視線を感じるが、すぐに視線は反れて感じなくなる
「今日もハズレやろなあ、何で入ったんやろ」なんて考えながらシャワー個室へ。
股間を入念に洗ってグルッと浴室を一周。
ミストに入ってみる。
薄明かりに目が慣れてくると一番奥で一組が派手に絡んでいるのが見えた。
一人がひざまずいて股間に顔をうずめ一人は大きな喘ぎ声を上げている。
狭いミストに響き渡る。
申し訳ないけれど二人とも超巨漢で全く興奮を感じず。
すぐに外へ出た。
するとミストのドアのすぐそばに立っていたのが黒シャツくん。
タオルを手にしているけれど股間を隠すでもなく立っていた。
「好みがミストに入ったら自分も後を追う作戦なんかな」なんて考えていると一瞬視線が合った。
まあ、入店までにあれだけ見てるから仕方ないか。
俺なんか選択肢に入らんだろうし。
そんなことを考えて浴室を出た。
小さいタオルをロッカーにしまってバスタオルを腰に巻く。
それにしても人が多い。
しかも一人ひとりが品定めするように見ていくから何とも居心地が悪い。
とりあえずテレビルームのリクライニングで休んでいくことにする。
ここも人で一杯だったが前の方は人が少ない。
適当なところに座ってどうでもいい番組を見るともなく眺めていた。
「さあどうするか」と思い始めたころ、隣に誰か座った。
「混んでるから仕方ないか、それにしても隣に座られたら落ち着かんな」とチラ見すると、
なんと黒シャツくんだった。
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俺より背は高い。20代後半から30歳ぐらいか。
いや、大学生にも見える。
あっという間にボクサーブリーフ姿になってしまった。
「もてるやろうな」なんて思いながらチラチラ見てしまう。
手を延ばしたら触れそうな距離だからきっと嫌がっているやろなと勝手に思う。
小さいタオルだけ持って俺が先に2階の浴室に行くことになった。
浴室は混んでいた。
中に入ると刺すような視線を感じるが、すぐに視線は反れて感じなくなる
「今日もハズレやろなあ、何で入ったんやろ」なんて考えながらシャワー個室へ。
股間を入念に洗ってグルッと浴室を一周。
ミストに入ってみる。
薄明かりに目が慣れてくると一番奥で一組が派手に絡んでいるのが見えた。
一人がひざまずいて股間に顔をうずめ一人は大きな喘ぎ声を上げている。
狭いミストに響き渡る。
申し訳ないけれど二人とも超巨漢で全く興奮を感じず。
すぐに外へ出た。
するとミストのドアのすぐそばに立っていたのが黒シャツくん。
タオルを手にしているけれど股間を隠すでもなく立っていた。
「好みがミストに入ったら自分も後を追う作戦なんかな」なんて考えていると一瞬視線が合った。
まあ、入店までにあれだけ見てるから仕方ないか。
俺なんか選択肢に入らんだろうし。
そんなことを考えて浴室を出た。
小さいタオルをロッカーにしまってバスタオルを腰に巻く。
それにしても人が多い。
しかも一人ひとりが品定めするように見ていくから何とも居心地が悪い。
とりあえずテレビルームのリクライニングで休んでいくことにする。
ここも人で一杯だったが前の方は人が少ない。
適当なところに座ってどうでもいい番組を見るともなく眺めていた。
「さあどうするか」と思い始めたころ、隣に誰か座った。
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ホテルマンのSくん(4)
俺の隣のリクライニングに座った黒シャツくん。
俺を目当てに座ったのではないことは、その少し驚いた表情でわかった。
かといってすぐに立ち上がることもできないだろう。
少しかわいそうだけれどそれは自業自得。でも気まずい。
この空気を打ち破りたい。
話しかけてみることにした。
俺にしてみると絡んでもいないのにハッテンバで話しかけるのは初めて。
嫌ならすぐにどっか行くだろう。
「今日は混んでるね」
さあ何と答が返ってくるだろう。
「そうですね、こんなに混んでると思わなかった」と案外素直なレスポンス。
少し安心する。
「よく来るん?」
「う~~ん、たまにですよ」
ホンマにたまにかと突っ込みを入れたくなるのをガマンする。
すると彼も「よく来るんですか?」と聞いてきた。
調子に乗り始めた俺。
ちょっとベラベラしゃべり出す。
「俺は1年以上ぶりかな、仕事が早く終わったからホンマに久しぶりに来てみた。なんせH館とは相性悪いから。鬼門やしね、ここ」
すると黒シャツくんが驚くようなことを話し始めた。
「この前見たブログにも同じようなこと書いてる人いましたよ。H館は鬼門やからあんまり行かないとか何とか」
少しドキッとする俺。
探りを入れる。
「そんなブログあるんや」
「既婚の人でハッテンバ日記みたいなことを書いてるんですよ。おもしろいですよ」
もしかしてそのブログって…。
「俺も見てみよかな、何ていうブログ?」
出てきた題名がなんと……
俺のブログやった。
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かといってすぐに立ち上がることもできないだろう。
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この空気を打ち破りたい。
話しかけてみることにした。
俺にしてみると絡んでもいないのにハッテンバで話しかけるのは初めて。
嫌ならすぐにどっか行くだろう。
「今日は混んでるね」
さあ何と答が返ってくるだろう。
「そうですね、こんなに混んでると思わなかった」と案外素直なレスポンス。
少し安心する。
「よく来るん?」
「う~~ん、たまにですよ」
ホンマにたまにかと突っ込みを入れたくなるのをガマンする。
すると彼も「よく来るんですか?」と聞いてきた。
調子に乗り始めた俺。
ちょっとベラベラしゃべり出す。
「俺は1年以上ぶりかな、仕事が早く終わったからホンマに久しぶりに来てみた。なんせH館とは相性悪いから。鬼門やしね、ここ」
すると黒シャツくんが驚くようなことを話し始めた。
「この前見たブログにも同じようなこと書いてる人いましたよ。H館は鬼門やからあんまり行かないとか何とか」
少しドキッとする俺。
探りを入れる。
「そんなブログあるんや」
「既婚の人でハッテンバ日記みたいなことを書いてるんですよ。おもしろいですよ」
もしかしてそのブログって…。
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出てきた題名がなんと……
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ホテルマンのSくん(5)
何とH館で俺のブログの読者と遭遇してしまう。
絡んだ後のピロートークで聞いたのではなく、入店してまだ時間が経っていない休憩スペースでの〝マジメ〟な会話の中でのこと。
奇跡的というか、神がかり的というか、運命的というか。
俺は少し遠慮がちに小声で「実はそのブログ書いてんの俺なんやけど」。
黒シャツくんが思わず漏らした「えっ」。
目が点になっている。
そらそうやろな、
俺も目が点。
「ホンマですか?」点になった目は疑いの目に変わる。
そらそうやろな。そこで疑いを晴らすために書いた本人にしか分からんようなことを一つ二つ話してみる。
ホンマは暴露するのまずいんやけど仕方ない。
疑いは晴れたようだった。
完全にこっち向きになって話し出す黒シャツくん。
「それじゃ、俺がメール送ったの覚えてませんか? 半年ぐらい前になるけど」。
Sという名前でメールフォームからメールをくれたらしい。
何回かメールのやり取りをしたけれど俺の方から返事が来なくなったので嫌われたのかなと思ってそれっきりになっているという。
今までメールは大量にいただいているし、コメントをもらってもアドレスをつけてもらっていると必ず返事を返すようにしている。
正直いって一つ一つ覚えていない。
少しずつ探りを入れていく中で…思い出した。
そうそう、Sくんという名前でマジメそうな文面のメールを何回かもらったことを思い出した。
でも必ず返事は返しているから一方的にこちらから切るようなことはしていないはず。
それでももしかしたら放置していたかもしれない。
必死に言い訳をする俺。
「うれしいなあ、会いたかったから」というSくん。
怒ってはいない様子にホッとする。さてこれからどうする。
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絡んだ後のピロートークで聞いたのではなく、入店してまだ時間が経っていない休憩スペースでの〝マジメ〟な会話の中でのこと。
奇跡的というか、神がかり的というか、運命的というか。
俺は少し遠慮がちに小声で「実はそのブログ書いてんの俺なんやけど」。
黒シャツくんが思わず漏らした「えっ」。
目が点になっている。
そらそうやろな、
俺も目が点。
「ホンマですか?」点になった目は疑いの目に変わる。
そらそうやろな。そこで疑いを晴らすために書いた本人にしか分からんようなことを一つ二つ話してみる。
ホンマは暴露するのまずいんやけど仕方ない。
疑いは晴れたようだった。
完全にこっち向きになって話し出す黒シャツくん。
「それじゃ、俺がメール送ったの覚えてませんか? 半年ぐらい前になるけど」。
Sという名前でメールフォームからメールをくれたらしい。
何回かメールのやり取りをしたけれど俺の方から返事が来なくなったので嫌われたのかなと思ってそれっきりになっているという。
今までメールは大量にいただいているし、コメントをもらってもアドレスをつけてもらっていると必ず返事を返すようにしている。
正直いって一つ一つ覚えていない。
少しずつ探りを入れていく中で…思い出した。
そうそう、Sくんという名前でマジメそうな文面のメールを何回かもらったことを思い出した。
でも必ず返事は返しているから一方的にこちらから切るようなことはしていないはず。
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「うれしいなあ、会いたかったから」というSくん。
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