ボーイのKくん(1)
俺がある地方都市に単身赴任していたころ。
1カ月に1度、金曜日に大阪の事務所で会議があった。単身赴任が多かったから1カ月に1回ぐらい週末を自宅で過ごさせてやろうという会社の配慮らしい。
会議は昼からで夕方には終わる。たまに懇親会と称した飲み会があったが、5時半には解放される。
たまに帰ってくる都会はやっぱり刺激的。6時過ぎには街中が閑散としてしまう赴任先と違って大阪は「さあこれから」という時間。最初の2~3ヵ月はおとなしく自宅に直帰していた。しかし単身赴任生活と月に1度の会議に慣れてくると、しばらくロクなハッテンバに行っていない生活に欲求不満がたまってきた。
会議の後、ハッテンバに行けないというわけではなかった。しかし、嫁は会議が6時まで終わることは知ってたし、家族で久々に晩飯を食べようということになっていたからそんなに長時間ハッテンバに居ることはできない。
「仕事の後始末をしてから帰る」と言ってもせいぜい1時間半ぐらいしか時間はつくれない。
慌ててハッテンバに入ってもあっという間にタイムアップ。おまけに6時~7時は客が少ない。かえって欲求不満が増大してしまう。何もせずに帰ることばかりだった。
そんなとき、何気なく見ていたネットで見つけたのが売り専のサイトだった。
(つづく)
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1カ月に1度、金曜日に大阪の事務所で会議があった。単身赴任が多かったから1カ月に1回ぐらい週末を自宅で過ごさせてやろうという会社の配慮らしい。
会議は昼からで夕方には終わる。たまに懇親会と称した飲み会があったが、5時半には解放される。
たまに帰ってくる都会はやっぱり刺激的。6時過ぎには街中が閑散としてしまう赴任先と違って大阪は「さあこれから」という時間。最初の2~3ヵ月はおとなしく自宅に直帰していた。しかし単身赴任生活と月に1度の会議に慣れてくると、しばらくロクなハッテンバに行っていない生活に欲求不満がたまってきた。
会議の後、ハッテンバに行けないというわけではなかった。しかし、嫁は会議が6時まで終わることは知ってたし、家族で久々に晩飯を食べようということになっていたからそんなに長時間ハッテンバに居ることはできない。
「仕事の後始末をしてから帰る」と言ってもせいぜい1時間半ぐらいしか時間はつくれない。
慌ててハッテンバに入ってもあっという間にタイムアップ。おまけに6時~7時は客が少ない。かえって欲求不満が増大してしまう。何もせずに帰ることばかりだった。
そんなとき、何気なく見ていたネットで見つけたのが売り専のサイトだった。
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ボーイのKくん(2)
売り専のことは知っていたけれど遠い世界のものだった。
何より金で男を買うという行為に果てしない後ろめたさがあった。そして、金を払ってくれる男なら誰の勃起でもしゃぶり、誰の勃起でもケツに入れさせる節操のない奴と軽蔑さえしていた。
ボーイをしている子が読んでいたら大変申し訳ないけれど「汚らしい男」というイメージがあったから近寄りたくなかった。
ある売り専のサイトをじっくり見た。
かわいい。
「まだボーイを始めたばかりで何もわかりません。エッチなこと教えて」とか「年上の人にあそこを攻められると思わず喘いでしまいます」なんてコメントしてある。単なる客寄せの文句だとはいえ、なかなかその気にさせる。
60分1万2千円、90分1万5千円。入店したばかりの子は割引があったり、会員登録したらボーナスポイントがつくらしい。
プレールームの画像もある。なかなか小奇麗な部屋。
そして何よりも安心材料がボーイくんたちのブログだった。書いてあることはたわいもない日常生活のことばかり。
「男に体を売る恥ずかしい連中」というそれまでのマイナスイメージとは少し違ったイメージがでてきた。
(つづく)
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何より金で男を買うという行為に果てしない後ろめたさがあった。そして、金を払ってくれる男なら誰の勃起でもしゃぶり、誰の勃起でもケツに入れさせる節操のない奴と軽蔑さえしていた。
ボーイをしている子が読んでいたら大変申し訳ないけれど「汚らしい男」というイメージがあったから近寄りたくなかった。
ある売り専のサイトをじっくり見た。
かわいい。
「まだボーイを始めたばかりで何もわかりません。エッチなこと教えて」とか「年上の人にあそこを攻められると思わず喘いでしまいます」なんてコメントしてある。単なる客寄せの文句だとはいえ、なかなかその気にさせる。
60分1万2千円、90分1万5千円。入店したばかりの子は割引があったり、会員登録したらボーナスポイントがつくらしい。
プレールームの画像もある。なかなか小奇麗な部屋。
そして何よりも安心材料がボーイくんたちのブログだった。書いてあることはたわいもない日常生活のことばかり。
「男に体を売る恥ずかしい連中」というそれまでのマイナスイメージとは少し違ったイメージがでてきた。
(つづく)
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ボーイのKくん(3)
秋のある金曜日。
単身赴任先から大阪の事務所の会議に出席した。会議は午後5時過ぎに終了。自宅には「帰るのは8時ごろになる」とあらかじめ伝えてある。
ドキドキする気持ちを抑えながら、サイトで調べた売り専に向かった。
お気に入りのボーイがいたわけでもなく、値段が安かったわけでもない。単純に自宅への帰り道の途中にあったというだけ。俺は一駅だけ電車に乗って下車、サイトに載っていた待ち合わせ場所に着いた。
店に電話をすると「部屋空いてます。すぐ迎えに行きます」とのこと。数分すると20歳ぐらいの小柄な子がやって来た。
「電話くださった方ですね」と聞くと、そのまま案内してくれる。どこにでもいるような普通の子。見るからに売りやってる男の子みたいな子ではないかと思ってたのでちょっと拍子抜けした。
案内してくれる子が連れて行ってくれたのは普通のマンション。
「いかにも風俗店が集まっているような雑居ビル」を想像していただけにこれも拍子抜けした。
到着したのは普通の部屋。最高潮に緊張して部屋に入った。
(つづく)
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単身赴任先から大阪の事務所の会議に出席した。会議は午後5時過ぎに終了。自宅には「帰るのは8時ごろになる」とあらかじめ伝えてある。
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お気に入りのボーイがいたわけでもなく、値段が安かったわけでもない。単純に自宅への帰り道の途中にあったというだけ。俺は一駅だけ電車に乗って下車、サイトに載っていた待ち合わせ場所に着いた。
店に電話をすると「部屋空いてます。すぐ迎えに行きます」とのこと。数分すると20歳ぐらいの小柄な子がやって来た。
「電話くださった方ですね」と聞くと、そのまま案内してくれる。どこにでもいるような普通の子。見るからに売りやってる男の子みたいな子ではないかと思ってたのでちょっと拍子抜けした。
案内してくれる子が連れて行ってくれたのは普通のマンション。
「いかにも風俗店が集まっているような雑居ビル」を想像していただけにこれも拍子抜けした。
到着したのは普通の部屋。最高潮に緊張して部屋に入った。
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ボーイのKくん(4)
とあるマンションの一室。
ここが初めて足を踏み入れた売り専だった。
通された部屋は六畳間ぐらいのフローリングの部屋。簡易ベッドと小さいテーブル、テレビが1台。窓は分厚いカーテンが閉めてあったが外で子どもの遊ぶ声が聞こえた。今から始まるであろう淫靡な時間とは少しかけ離れた雰囲気が漂う。
30歳ぐらいの子が分厚いファイルを持って入ってきた。
オーナー?マネージャー?簡単にシステムを説明してくれる。
90分の1万5千円は先払い。
ファイルにはボーイくんたちの写真とプロフィールが書かれていた。
「ご指名ください」か「今日は休みです」か、どちらかの札が貼り付けてある。「ご指名ください」の札があるのは4人。
「どんな子がお好みですか?」と聞いてきた。俺が「う~~~ん」なんて言ってファイルをめくっていたら「じゃあ、またあとで来ます。もしよければ顔出しもできます」と言って出て行った。
じっくりとファイルの「ご指名ください」の4人を比べる。できれば「小柄」で「ウケ」の子がいい。そしてできれば普通な感じの子。
ぴったりくるのは笑顔の似合う「トモキくん」だった。
(つづき)
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30歳ぐらいの子が分厚いファイルを持って入ってきた。
オーナー?マネージャー?簡単にシステムを説明してくれる。
90分の1万5千円は先払い。
ファイルにはボーイくんたちの写真とプロフィールが書かれていた。
「ご指名ください」か「今日は休みです」か、どちらかの札が貼り付けてある。「ご指名ください」の札があるのは4人。
「どんな子がお好みですか?」と聞いてきた。俺が「う~~~ん」なんて言ってファイルをめくっていたら「じゃあ、またあとで来ます。もしよければ顔出しもできます」と言って出て行った。
じっくりとファイルの「ご指名ください」の4人を比べる。できれば「小柄」で「ウケ」の子がいい。そしてできれば普通な感じの子。
ぴったりくるのは笑顔の似合う「トモキくん」だった。
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ボーイのKくん(5)
初めて入った売り専。
すべてがオートメーションのように進んだ。やり手のオーナーのような人が出てきて「だんな、この子なんかいいサービスするよ」とか「入ったばかりの子はどう?」とか勧めるのかと思ったらそんなこと一切なし。
「小柄、ウケ、音楽が趣味」のトモキくんを指名することにした。
トモキくんが来るまで数分。
妙な緊張感。
トモキくんが入ってきたら何を話せばいいのか。「はじめまして」もおかしい。「売り専初めてなんでよろしく」なんて言うのもどこかシャクに障る。
テレビにはDVDが流れていた。ブレザーの制服の子が教室でエッチを始めている。
「教室でこんなことできるわけないやん」なんて突っ込みをいれながら思わず見てしまう自分が悲しい。「ついに俺も金で男の子を買うことになるんやなあ」と多少の後ろめたさを感じながらもDVDに触発されて股間は勃起を始める。
何とか鎮めようとしていたらドアが開いてトモキくんが入ってきた。
顔を見て思わず「ええっ」。
さっき待ち合わせ場所から案内してくれた子だった。
(つづく)
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トモキくんが来るまで数分。
妙な緊張感。
トモキくんが入ってきたら何を話せばいいのか。「はじめまして」もおかしい。「売り専初めてなんでよろしく」なんて言うのもどこかシャクに障る。
テレビにはDVDが流れていた。ブレザーの制服の子が教室でエッチを始めている。
「教室でこんなことできるわけないやん」なんて突っ込みをいれながら思わず見てしまう自分が悲しい。「ついに俺も金で男の子を買うことになるんやなあ」と多少の後ろめたさを感じながらもDVDに触発されて股間は勃起を始める。
何とか鎮めようとしていたらドアが開いてトモキくんが入ってきた。
顔を見て思わず「ええっ」。
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