体育実技の彼
ネットで体験談とかのサイトを見ていると、「部活の先輩に無理やりやられて目覚めた」とか「男子校で同じクラスの子と放課後の教室で絡んだ」とかいう話がよく出てくる。
俺自身の中学高校時代を考えたら、まずそんなことはありえない。
確かに「かっこいいな」「ちょっと仲良くなりたいな」と感じた子がいたのは事実だか、「やられて目覚める」「教室で絡む」なんて問題外。こっちの世界の子がいるのかどうかさえわからなかった。
ただ大学時代、間違いなくこっちの世界の子だとわかった子が1人いた。
小柄で色白でいかにもそれっぽいという感じだった。学部が違う彼とは1年の体育実技の授業で一緒になった。やたらと同じグループになることが多くて、俺も彼も下宿生ということで何となく話すようになった。
親しくなってくるとやたらと際どい話をしてきた。
「10人に1人ぐらいは同性愛なんだって」
「○○公園は夜中になると怪しい男の人が集まるらしい」
当時、俺は学外のサークルに入っていて年上の女性とやりまくっていた。彼の話に興味がなくはなかったが女への興味の方が遥かに高かったので、いつも聞き流していた。
そんなこんなで1年が経ち、実技授業ももう1~2回で終わるという日、更衣室で着替えてたら「俺の下宿に遊びに来ない?」と誘われた。
それまで何回か誘われていたが本能的?に断っていた。ただこれ以上断るのも悪いと思い、その日の夕方に寄ってみることにした。
それは予想した以上の衝撃の始まりだった。
(つづく)
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俺自身の中学高校時代を考えたら、まずそんなことはありえない。
確かに「かっこいいな」「ちょっと仲良くなりたいな」と感じた子がいたのは事実だか、「やられて目覚める」「教室で絡む」なんて問題外。こっちの世界の子がいるのかどうかさえわからなかった。
ただ大学時代、間違いなくこっちの世界の子だとわかった子が1人いた。
小柄で色白でいかにもそれっぽいという感じだった。学部が違う彼とは1年の体育実技の授業で一緒になった。やたらと同じグループになることが多くて、俺も彼も下宿生ということで何となく話すようになった。
親しくなってくるとやたらと際どい話をしてきた。
「10人に1人ぐらいは同性愛なんだって」
「○○公園は夜中になると怪しい男の人が集まるらしい」
当時、俺は学外のサークルに入っていて年上の女性とやりまくっていた。彼の話に興味がなくはなかったが女への興味の方が遥かに高かったので、いつも聞き流していた。
そんなこんなで1年が経ち、実技授業ももう1~2回で終わるという日、更衣室で着替えてたら「俺の下宿に遊びに来ない?」と誘われた。
それまで何回か誘われていたが本能的?に断っていた。ただこれ以上断るのも悪いと思い、その日の夕方に寄ってみることにした。
それは予想した以上の衝撃の始まりだった。
(つづく)
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映画雑誌の下にあったものは・・・
大学時代の話続きます。
少し怪しい子に誘われて彼の下宿を訪ねたのは夕方。1DKの典型的な学生アパートだった。
部屋の中はそんなに綺麗でもない。テーブルの上は食器とかお菓子の袋がのったままだし、床も雑誌やら毛布やらが散らかっている。
女の子みたいに綺麗にしていると思ってたから拍子抜けした。
部屋の中を眺めていたら突然彼が「ちょっと留守番しててくれない?」と言い出した。生活費が足りなくなっているのに急に気がついたからATMに下ろしにいくとか。
「冷蔵庫にアイスとかあるから適当に食べていいよ」と言うと出掛けてしまった。
「客が来るのわかってたらもうちょっと片付けとけや」なんて独り言いいながら本棚風のボックスケースの前に散らばっていた雑誌を見るともなく眺める。映画の雑誌がやたら多い。
「映画の話なんかしたことないのに」と思いながら何冊か読んでみる。教科書とか週刊誌とかも出てきた。案外ずぼらな奴だ。せっかくだから綺麗に積んどいてやろうと何冊か手にとった。
……目が点になった。
雑誌の下に埋もれていたのはゲイ向け雑誌だった。
(つづく)
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少し怪しい子に誘われて彼の下宿を訪ねたのは夕方。1DKの典型的な学生アパートだった。
部屋の中はそんなに綺麗でもない。テーブルの上は食器とかお菓子の袋がのったままだし、床も雑誌やら毛布やらが散らかっている。
女の子みたいに綺麗にしていると思ってたから拍子抜けした。
部屋の中を眺めていたら突然彼が「ちょっと留守番しててくれない?」と言い出した。生活費が足りなくなっているのに急に気がついたからATMに下ろしにいくとか。
「冷蔵庫にアイスとかあるから適当に食べていいよ」と言うと出掛けてしまった。
「客が来るのわかってたらもうちょっと片付けとけや」なんて独り言いいながら本棚風のボックスケースの前に散らばっていた雑誌を見るともなく眺める。映画の雑誌がやたら多い。
「映画の話なんかしたことないのに」と思いながら何冊か読んでみる。教科書とか週刊誌とかも出てきた。案外ずぼらな奴だ。せっかくだから綺麗に積んどいてやろうと何冊か手にとった。
……目が点になった。
雑誌の下に埋もれていたのはゲイ向け雑誌だった。
(つづく)
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これは俺へのカミングアウト???
大学時代の話さらに続ける。
映画雑誌の下から出てきたモノ。
見てはいけないモノを見てしまったような、とにかく慌てた。
急いで映画雑誌を元のように散らばらせた。しかしなかなか元のようにならない。というより、元々どんな風になっていたか思い出せない。
それにこんなに簡単に見つかるように「隠す」ことはありえない。
「これは俺へのカミングアウト(当時はこんな言葉まだなかったが)か」
計画的犯行ではないか。
帰ってきたらどうしよう。知らんぷりするか。いや、映画雑誌が動いているのがわかったらそれもまずい。
「いやあ、すごいモノ見付けちゃった」とおどけて見せるか。いや、その後の時間をどう過ごすか自信がない。
「見てしまった、ゴメン」とひたすら謝るか。いや、それでは彼が悪いことをして隠したモノを見付けたことになる。
「実は俺も少し興味あんねん」なんて言ってみるか。いや、そんなことして迫られたりしたら取り返しがつかない。
頭の中をぐるぐるいろいろな場面が回る。できる限り脳みそを絞り続けたが冷や汗が出てくるだけ。
もうすぐ彼が帰ってくる。
焦る
焦る
大学時代の4年間でこれほど焦りまくったのは、彼女(今の嫁だが)に妊娠を告げられたとき以外にない。
(つづく)
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映画雑誌の下から出てきたモノ。
見てはいけないモノを見てしまったような、とにかく慌てた。
急いで映画雑誌を元のように散らばらせた。しかしなかなか元のようにならない。というより、元々どんな風になっていたか思い出せない。
それにこんなに簡単に見つかるように「隠す」ことはありえない。
「これは俺へのカミングアウト(当時はこんな言葉まだなかったが)か」
計画的犯行ではないか。
帰ってきたらどうしよう。知らんぷりするか。いや、映画雑誌が動いているのがわかったらそれもまずい。
「いやあ、すごいモノ見付けちゃった」とおどけて見せるか。いや、その後の時間をどう過ごすか自信がない。
「見てしまった、ゴメン」とひたすら謝るか。いや、それでは彼が悪いことをして隠したモノを見付けたことになる。
「実は俺も少し興味あんねん」なんて言ってみるか。いや、そんなことして迫られたりしたら取り返しがつかない。
頭の中をぐるぐるいろいろな場面が回る。できる限り脳みそを絞り続けたが冷や汗が出てくるだけ。
もうすぐ彼が帰ってくる。
焦る
焦る
大学時代の4年間でこれほど焦りまくったのは、彼女(今の嫁だが)に妊娠を告げられたとき以外にない。
(つづく)
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結局何もなかった・・・
大学時代の衝撃話は今回で終了。
映画雑誌の下からゲイ向け雑誌が見つかって焦りまくった俺。
焦ったあげくの果てに、知らん顔してしまうという最も無難の結論に落ち着く。
我ながら情けない。
彼が帰ってきた。「なんだアイス食べてないんだ」とか言って特に気にしていない様子。「散らかっててゴメン」なんて言うから雑誌の片付けでも始めるのかと思ったらそうでもない。
2人でアイス食べながら授業の話とかサークルのこととかどうでもいい話を続ける。そのうち「映画雑誌の下」についてカマかけてこられるんじゃないかとヒヤヒヤしていたがそんな気配もなし。
1時間ほど話した後、晩飯でも食べに行こうかということになって彼の部屋を出た。
晩飯食べながら突然話を向けられるんじゃないかと、飯の間も気が気でなかったが、多少食べ方が下品だったことをのぞいて彼の行動に変化なし。
そのまま別れた。
ホッとする。
しかし新たな心配がでてきた。と言うことは雑誌は彼の不注意で隠し切れてなかっただけだったことになる。俺はこっそり彼が秘密にしていることを知ってしまったことになる。
何となく後味が悪い。
間もなく体育実技の授業はおわり2回生になると彼と会うこともなくなった。
たま~~に校内で見かけてもわざと顔を合わさないようにしてしまった。
本当は俺に何か伝えたかったんじゃないのか。
今でもときどきそんなことを考えることがある。
(おわり)
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映画雑誌の下からゲイ向け雑誌が見つかって焦りまくった俺。
焦ったあげくの果てに、知らん顔してしまうという最も無難の結論に落ち着く。
我ながら情けない。
彼が帰ってきた。「なんだアイス食べてないんだ」とか言って特に気にしていない様子。「散らかっててゴメン」なんて言うから雑誌の片付けでも始めるのかと思ったらそうでもない。
2人でアイス食べながら授業の話とかサークルのこととかどうでもいい話を続ける。そのうち「映画雑誌の下」についてカマかけてこられるんじゃないかとヒヤヒヤしていたがそんな気配もなし。
1時間ほど話した後、晩飯でも食べに行こうかということになって彼の部屋を出た。
晩飯食べながら突然話を向けられるんじゃないかと、飯の間も気が気でなかったが、多少食べ方が下品だったことをのぞいて彼の行動に変化なし。
そのまま別れた。
ホッとする。
しかし新たな心配がでてきた。と言うことは雑誌は彼の不注意で隠し切れてなかっただけだったことになる。俺はこっそり彼が秘密にしていることを知ってしまったことになる。
何となく後味が悪い。
間もなく体育実技の授業はおわり2回生になると彼と会うこともなくなった。
たま~~に校内で見かけてもわざと顔を合わさないようにしてしまった。
本当は俺に何か伝えたかったんじゃないのか。
今でもときどきそんなことを考えることがある。
(おわり)
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大学生の洗濯物は紺のTバック?
アンダーウェアの話を書いていて急に思い出した大学時代のこと。
俺の住んでいたアパートは下宿生専用二階建てで三棟あった。俺の隣の棟の一階にいつも堂々とテラスで下着を干している部屋があった。
トランクスが多かったがたまに紐のようなパンツが干してあるのに気付いた。洗濯ばさみに一か所を挟んでダラッと干してあるのでどんな下着かよくわからない。もしかしてTバック??
色は紺。どう見てもパンツ以外のものではない。週に2回ぐらい干してあった。
洗濯ものの中に紺が混じっていると、テラスの前を通るとき興奮してしまった。
当時は純真だったから「俺っておかしいのか」なんて気になっていた。
どうしても確かめたい。
そいつは夜中に洗濯してそのままテラスに干すことがたまにあった。そのときがチャンス(笑)だ。
夜中に密かにそいつのテラスをチェックするのが習慣になってしまった。
そしてある夜、ついに紺色がダラッとぶら下がっているのを発見してしまう。
俺は意を決して確認することにした・・・
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俺の住んでいたアパートは下宿生専用二階建てで三棟あった。俺の隣の棟の一階にいつも堂々とテラスで下着を干している部屋があった。
トランクスが多かったがたまに紐のようなパンツが干してあるのに気付いた。洗濯ばさみに一か所を挟んでダラッと干してあるのでどんな下着かよくわからない。もしかしてTバック??
色は紺。どう見てもパンツ以外のものではない。週に2回ぐらい干してあった。
洗濯ものの中に紺が混じっていると、テラスの前を通るとき興奮してしまった。
当時は純真だったから「俺っておかしいのか」なんて気になっていた。
どうしても確かめたい。
そいつは夜中に洗濯してそのままテラスに干すことがたまにあった。そのときがチャンス(笑)だ。
夜中に密かにそいつのテラスをチェックするのが習慣になってしまった。
そしてある夜、ついに紺色がダラッとぶら下がっているのを発見してしまう。
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